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シェアサイクルサービス「チャリチャリ」、LINE Fukuokaと協働プロジェクト

 シェアサイクルサービス「チャリチャリ」を運営するneuet株式会社は2023年4月25日、LINE Fukuoka株式会社と、福岡市内で自転車の貸出や返却が可能な駐輪ポートの新設に、利用者の声を生かすプロジェクト「おねがいチャリチャリ!“あったらいいなポート”大募集 by Charichari & LINE Fukuoka」を開始した。

 シェアサイクルサービス「チャリチャリ」は、スマートフォンアプリで専用自転車の鍵をあけ、利用できるシェアサイクルサービス。ベーシックは1分6円、電動アシスト自転車は1分15円で利用可能。福岡では2018年2月にサービスを開始し、2023年4月25日時点で約3000台の自転車と620カ所以上の駐輪ポートを展開する。

 今回のプロジェクトは、福岡市内在住者の利便性向上を図る両社の協働プロジェクト。福岡市内に新設する駐輪ポートの場所について、利用者から「LINE」でリクエストを募る。自宅や勤務先、行きつけの店など「チャリチャリで行きたいけど近くにポートがない」などのさいに活用できる。

 募集期間は2023年11月30日まで。リクエスト方法は「チャリチャリ」LINE公式アカウントを友だちに追加して質問に答え、位置情報や写真の送信することで、ポート場所を要望できる。

チャリチャリLINE公式アカウントQRコード

 プロジェクトでは両社の協働を通じて、利用者の声が福岡の交通利便性の向上につながる仕組みの構築を目指す。「LINE」上でのユーザーとのコミュニケーション設計はLINE Fukuokaが担当。ポート場所をリクエストする機能は、LINE Fukuokaが福岡市と共同実施した、道路や河川、公園などの不具合を「LINE」で市へ通報する機能「道路公園等通報」のノウハウを活用した。Neuetは利用者から寄せられたリクエストにもとづいて、場所の管理者との協議を経て、新規ポート設置を検討する。

 neuetは「まちの移動の、つぎの習慣をつくる」をミッションにまちの課題、都市の移動における課題解決、移動を通じて社会を豊かにすることを図る。LINE Fukuokaは、LINEの技術を活用して市民の課題を⾃治体と企業、市民とともに解決する取り組み「LINE SMART CITY FOR FUKUOKA」を推進。両社が根ざす福岡の「まちの課題を解決」という共通点からコラボレーションに至ったという。協働プロジェクトで福岡の回遊性向上や環境負荷の低減につながる移動手段としてシェアサイクルを根付かせ、市民生活の便利さと豊かさへとつなげることを目指す。

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