ドコモは提供遅ければユーザー奪われる可能性も
となれば、「安さよりもいざという時にもつながる安心感」を得たいと言うユーザーであれば、ワイモバイルやUQモバイルからソフトバンクやauに契約を切り替える人も出てくるだろう。
そうなれば、KDDIやソフトバンクとしては基本料金の収入が上がるわけで、デュアルSIMがサブブランドとの差別化としての「キラーサービス」になる可能性もある。
もちろん、KDDIとソフトバンクはNTTドコモや楽天モバイルとも話を進めていくことになるだろう。将来的にはNTTドコモからもデュアルSIMサービスが出てくるだろう。
しかし、それがいつのタイミングになるかはわからない。
NTTドコモからの提供に時間がかかるとすれば、その間にKDDIとソフトバンクがNTTドコモユーザーを奪う可能性も出てくる。
KDDIとソフトバンクのデュアルSIMサービスは、単なる「保険的なオプション」に留まらず、ユーザーの獲得合戦につながることも予想されるのだ。
この連載の記事
-
第201回
スマホ
ソニー「Xperia 1 VI」はこだわりから“現実路線”に変わった -
第200回
トピックス
楽天モバイル 契約は絶好調だが、黒字化にはテコ入れが必要だ -
第199回
iPhone
アップル新型「iPad Pro」実物を見たら欲しくてたまらなくなった -
第198回
トピックス
ドコモ新社長は“経済圏”拡大より、ネットワーク品質とショップ網の再構築を最優先すべきだ -
第197回
トピックス
なぜソフトバンクやKDDIのネットワークは強いのか 「2.5GHz帯のTD-LTE」最強説 -
第196回
トピックス
F1の裏に“レノボ”あり 500TBのレースデータを高速処理 -
第195回
トピックス
格安スマホ、キャリアより「シンプルで安い」とふたたび注目 -
第194回
トピックス
中国スマホメーカー、日本への攻勢強める 格安折りたたみスマホで勝負 -
第193回
トピックス
ドコモが狙う“スマホの次“ iPhoneから「Vision」の時代へ -
第192回
トピックス
KDDI「povo」世界進出へ “黒子に徹する”新ビジネスとは -
第191回
トピックス
スマホ基地局を安くする ドコモとNECが世界展開する「オープンRAN」とは - この連載の一覧へ