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「多数の機器が存在する環境下におけるローカル5G技術実証」に、東京大学大学院情報学環越塚研究室と共同参画

PR TIMES

DataGateway Pte. Ltd.
DataGateway Pte. Ltd.(本社:シンガポール、CEO:向縄 嘉律哉)は、東京大学越塚研究室と共同し、総務省の「多数の機器が存在する環境下におけるローカル5G技術実証」に参画いたします。 この施策はローカル5Gの技術基準策定を加速化させるためのもので、多数の基地局・端末等が存在する環境において、自動運転実証システムを用いて自動運転に関連するデータをセキュアかつ効率的なエッジ処理を行った上で、ローカル5Gを経由してサーバ側に伝送、サーバ側においてデータ連携処理を行うことで、遠隔化・無人化された自動運転についてリアルタイムに状況把握する実証を行います。



実証の背景

第5世代移動通信システム(5G)は、超高速・超低遅延・多数同時接続といった特長を持ち、日本の経済成長に不可欠なSociety 5.0 を支える基幹インフラとして、様々な産業分野での活用が期待されています。 5Gの中でも、2019年に制度化・周波数地帯が拡充されたローカル5Gは、個別のニーズに応じて地域の企業や自治体等が、 自らの建物内や敷地内でスポット的に柔軟に構築できる5Gシステムであり、農業や製造業、建設現場などあらゆる分野における課題の解決や新たな価値の創造への活用、ポストコロナにおける「新たな日常」 の構築、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進等に寄与することが期待されています。
また、今回の取り組みでは自動運転車の移動に関するデータを、センサーから直接改ざん不可な状態でセキュアに取得することができます。そのため、グリーントランスフォーメーション(GX)の観点においても、GHGプロトコルなどの炭素排出量計算における1次データとして使用可能な情報をローカル5Gのネットワークの強みを活かして収集することが可能となり、多方面での活用が期待されます。


実証の詳細

自動運転関連データに係るセキュアかつ効率的なエッジ処理実証

■ 実証内容
自動運転実証システムを用いて、自動運転に関係したデータ(速度情報、位置情報、制御情報、消費エネルギー等)をセキュアかつ効率的なエッジ処理を行った上で、ローカル5Gを経由してサーバ側に伝送し、サーバ側においてデータ連携処理を行うことで、遠隔化・無人化された自動運転についてリアルタイムに状況を把握します。

■ 評価内容
本実証においては、自動運転カートの車両移動に伴う、ローカル5G基地局間の影響(ハンドオーバ等)により、要求される品質(リアルタイム性等)が担保されるかを検証するとともに、セキュアかつ効率的なエッジ処理によるローカル5G上における伝送データの低減について定量的に評価を行います。


ローカル5Gを利用した自動運転車の情報取得・表示概要図

■ 検証内容
(1)自動運転車にセンサーを内蔵したエッジコンピューティングデバイスを搭載し、内蔵センサから取得した情報と、車両自体のデータをクラウドから取得
(2)一連の情報を暗号化した後、ローカル5Gネットワークを用いデータアプリケーションサーバに送信
(3)データアプリケーションサーバにて炭素排出量を計算すると共に、車両の位置情報、速度、遅延時間、炭素排出量等を地図上に表示
(4)得られたデータを車両データベースに登録すると共に、そのデータハッシュをブロックチェーンに登録


DataGateway Pte. Ltd.について

DataGatewayは「情報は自己がコントロールする=Data Self Sovereignty」の実現を目指し、製品・サービスの開発・提供を行う技術研究開発型企業です。



【会社概要】
DataGateway Pte. Ltd.
63 Chulia Street, #15-01, Singapore
CEO:向縄 嘉律哉
HP:https://datagateway.network/home/
LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/datagateway-pte-ltd/