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GR86/BRZ Cupレポート その2

GR86/BRZ Cup第2戦SUGOは上位で走ることの大切さを学んだ6位!

2022年09月17日 12時00分更新

文● 石坂瑞基 編集●ASCII、AWAKE ARTS

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 ASCII.jp読者の皆さんこんにちは、GR86/BRZ Cupのプロフェッショナルクラスに参戦中のレーシングドライバー、石坂瑞基(@mizuki_ishizaka)です。開幕戦に引き続き(プロ・アマ入り乱れて参加台数多すぎな「GR86/BRZ Cup」をレーサー目線でレポート)、今回は8月20~21日に開催されたGR86/BRZ CUP第2戦の模様をお届けしたいと思います。

今季からGR86/BRZ Cupのプロフェッショナルシリーズに参戦することになった石坂瑞基選手。第2戦からレーシングスーツが新しくなり、マシンカラーと同様のラインが入っている。Sabelt製のオーダーメイドで、スポンサーロゴなどもあしらわれている

 その前に開幕戦と第2戦の間に行なったテストについてですが、エンジニアなど皆さんが忙しいところ時間を作ってもらい、富士スピードウェイで実施しました。自分はまだまだこのGR86レースカーの走らせ方を熟知できていないので走行マイルを稼ぎたかったこともあり、非常に良い機会になりました。

 今シーズンから足まわりやマフラーなどのパーツが選択可能となりました。とくにサスペンションやスプリングの組み合わせは戦闘力に影響を及ぼしていて、より良い組み合わせや最適なセットアップを見つけるのに時間を要します。TbyTwo CABANAレーシングは自分を含めて経験豊富な阪口良平選手、堤 優威選手の3人のドライバーがいますので、お互いの車を乗り比べたりして少しでも良い方向性を検討しました。

ワンメイクレースには多くのスタッフが関わっている。左はチーフエンジニアの山崎登さん。真ん中はTbyTwo CABANA Racingの代表を務める安藤宏社長

スポーツランドSUGOは得意なのに
上手く乗れないもどかしさ

 第2戦に話しを戻すと、舞台は仙台のスポーツランドSUGO。個人的にSUGOはコースレイアウトがチャレンジングで好きなサーキットです。特にコース後半セクションのSPコーナーから最終コーナーはシビれます。

 チームは8月17日水曜日の朝にSUGOに入り、そのまま練習走行を始めました。このレースの走り出しはいつも早く、練習走行の時間がたくさん設けられています。セットアップも走り方もたくさん試す時間があるのでありがたいです。でもまだまだ未熟な自分にとってはそれでも時間が足りません(笑)。前回の富士大会から課題であった走らせ方を練習したり、新しいパーツをテストしたりとやりたい事は山ほどあって、時間はあっという間に過ぎていきます。

GR86/BRZ Cup第2戦の舞台は宮城県のスポーツランドSUGO。全長は約3.6kmと短いが、アップダウンやテクニカルなコーナーなどは攻めがいがあると言われている

 練習走行は水曜日、木曜日と続いていくのですが、自分の課題である走らせ方が上手くできず、思うようにタイムが伸びなくて悩んでいました。我々TbyTwo CABANAレーシングには、SUPER GTで活躍する強力なチームメイト#7 堤 優威選手、#770 阪口良平選手がいるので、2人の車載やロガーデータを比較しながら自分に足りない部分を探していきます。そして堤選手、阪口選手からも様々なアドバイスをいただけるので非常にありがたいです。それでもなかなか上手くいかず、練習走行の最後に行なわれたタイム計測付きの専有走行では27位と下位に沈んでしまいました。正直、SUGOは得意なコースだと思っていたので、この結果は非常に悔しかったですね……。

 練習走行では上手くまとめることができませんでしたが、開幕戦の富士大会の時よりも自分の課題がより明確になってきました。泣いても笑ってももう予選と決勝レースしかないので、あとはひたすら良い走りのイメージを作って臨むのみ!

予選最後のアタックで快走!
5位で終わることができた

 予選は8月20日土曜日のお昼過ぎからでしたので朝はゆっくりできました。この日は天気が微妙で、天気予報も見る度に変わっているような読めない天気でした。直前の雨雲レーダーでは、ちょうど予選時間に雨が降り始めるかどうかの境目くらい。今にも雨粒が落ちてきそうな空の中、テント整備エリアからピットロードへと移動して予選が始まる時を待ちました。するとポツポツと雨粒が……。通常、ドライコンディションならばタイヤのピークグリップは1周しかないので、最初の1周が勝負のアタックになります。

予選はセッション開始直前に雨が降り始め、コースインするころには土砂降りに。赤旗中断などで荒れた展開となったが、ウエットコンディションが味方し、予選で5番手を獲得

 予選時刻になりコースオープンすると、路面が濡れる前にアタックしようと我先にと皆コースインしていきます。自分も急いでコースインしますがピットロードを出た瞬間土砂降り……。これで「最初の1周が勝負のアタック」、という場面ではなくなりました。土砂降りとなったためにコースアウトするマシンがいて、予選はすぐに赤旗中断となります。ですがすぐに再開し、コースインすると雨足が弱まりました。そのため、タイムが出るコンディションなのは明らかでした。予選時間は15分間で最後まで走り続けて、最後の最後が勝負だとアタックを続けました。ウエットでの感覚は富士の時から良く、このSUGOでもその感触はありました。予選時間の最後によい感覚でアタックでき、5位で予選を終えることができました。

ASCIIでの連載が始まったということで、チームオーナーが気を利かせてくれロゴが大型化。ボディサイドの目立つ位置へ変更されている

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