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これで6990円は買い「Xiaomi Smart Band 7」

2022年08月13日 12時00分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

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ケースの裏面にはセンサーと充電用の専用端子。そのほかにボタン類などは一切ない

心拍数、血中酸素濃度、ストレス、睡眠計測など
健康管理機能が豊富

 ケース裏面には心拍センサーが備わっている。心拍数はもちろん、血中酸素濃度や、ストレス、睡眠などの計測もサポートする。ストレス値などが極端に高い場合には、通知が届く。

ワークアウト中の画面はやや見づらいものの、測定できる項目は多い。結果をスマホで見ると割り切っておけば良いだろう

 また、ワークアウトは110種類以上の種目に対応する。特に「屋外ランニング」「ウォーキング」「エリプティカル」「ローイングマシン」の4種目については自動検出をオンにすることも可能だ。ワークアウトを日々していると、スタミナの目安として使われる「VO2MAX」も算出してくれる。

輝度の設定が低かったり、真夏の直射日光下などだと、画面が見えづらいこともあった

 ワークアウト後には、回復度合いも確認でき、次のワークアウトを開始していいタイミングの目安を知ることができる。頻繁にワークアウトを実施する人にはうれしい機能だ。

ウィジェットで「ステータス」を割り当てておくと、素早く確認可能だ

 さらに、座りっぱなし、寝っぱなしの時間帯があると、立ち上がって歩くように通知を表示する機能もある。

 要するに、スマートウォッチ市場でお馴染みの基本的な健康管理機能は一通り備えていると言って良い。回復度合いの表示など、ワークアウト計測に凝った製品でよく見かける機能も備わっているので、幅広い用途で活用できるはずだ。5気圧の防水にも対応しているので、汗をかいたり、屋外で急な雨に降られても壊れづらいと言える(※一応、水泳などの計測にも使えるが、国内のプールでは時計やスマートウォッチの使用が制限されていることもあるので注意したい)。

 特徴的なのは、PAI(Personal Activity Intelligence)というスコアによって運動量の管理ができること。この値はワークアウトを行うなど心拍数が一定以上に上がる運動をすると、加算されていく。直近7日間の合計値を、最終的に100になるように目指し、それを維持し続けるのが目標だ。これにより健康寿命が伸びるなどの効果が期待できるという。

ワークアウトなどをすることで、PAIの数値が溜まっていく。7日間を過ぎたスコアは消えるので、直近の7日間でスコアを維持し続けることを目指す

 もちろん、同機能は、従来機にも搭載されており、他社製品にもないわけではないので、決して目新しいものではない。しかし、健康管理目的で同機の購入を検討する際には、きっと活躍する機能の一つとなるだろう。

バッテリー容量は180mAhで、仕様の表記によれば標準的な使用で14日間持つとされる

 なお、今回は数日間の試用だったため、バッテリー持ちについては、十分に検証できていない。大体1日使って10%ほど残量が減っていくような印象だった。もちろん、設定やワークアウトの使用頻度などによっても変わってくるところだろうが、おそらく実使用でも1週間~10日間は十分持つのではなかろうか。

 長時間着けても気になりづらく、デザインも整っていて、画面が見やすく、健康管理関連機能も豊富――。これで6990円という価格なのだがら、スマートバンドが欲しくなったときには、きっと有力候補になるだろう。シャオミらしいコストパフォーマンスの高い一台として注目しておきたい。

 

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