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【ダイソン グローバル ダスト調査 2022】飼い主の2人に1人が自分または家族のベッドでペットを寝かせている一方、寝具に潜む微細なゴミやホコリは“見逃しがち“な傾向に

ダイソン株式会社
2022年02月15日

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ダイソン株式会社
- 寝具掃除*1をしていると回答した飼い主は約3割に、全体としては約1割のみという結果に -


25年以上にわたり掃除機テクノロジーの研究開発に取り組むダイソンは、日本を含む主要11カ国、12,309人を対象に掃除にまつわるグローバル意識調査*²を実施しました。本調査は、掃除習慣や行動変容に加え、ハウスダストそのものやハウスダストが人々の日常生活や快適な住空間づくりに及ぼす影響に対する意識の傾向を浮き彫りにすべく実施しています。今年で2年目となる本調査では、引き続き新型コロナウイルス感染拡大、および予防対策等の影響もあり、自宅や室内で過ごす機会が多く、調査に参加した人々の回答からも自宅環境を清潔に保つことへの高い意識が伺える結果となりました。生活空間を衛生的かつ健やかな環境に保つよう、世界中で95%が昨年と同等またはそれ以上の頻度で掃除を実施していると回答しています。(日本単体の回答は88%)。


また、おうち時間が増えた昨今、1年以内の新規ペット飼育者の飼育頭数は、犬・猫共に2019年、2020年と増加傾向(日本国内)でした。その傾向はグローバルも同様で、現在世界中の家庭の57%がペットを飼っているといわれています*³。日本においては、推計約1,320万世帯が犬ないし猫、または犬猫両方を飼っていると考えられます。今回の調査では、ペットの飼い主の2人に1人が*⁴自分ないし家族のベッドでペットが寝ることを許しています(日本単体の回答は、59%)。人間は、寝室や寝具の上で一日の1/3を過ごすといわれています。本調査では、自身だけではなく大切なペットも休息のひと時を過ごす寝具に関し、掃除という意味でのケアや、またペットが寝室や寝具に持ち込む可能性のある、目に見えにくい微細な物質に対する意識に課題があることが明らかになりました。

• ペットの飼い主の約7割が、ハウスダストと呼ばれる、ダニの死骸やダニのフンなどがペットに
 付着している可能性に気付いておらず、また実際に寝具掃除を実践しているのは、約3割のみでした。
• ペットの飼い主の2人に1人は、ダニのエサにもなりえる皮膚片がペットに付着している可能性に
 気づいていません。


ダイソン微生物学研究ラボのリサーチ サイエンティスト、モニカ スティチェン(Monika Stuczen)は次のように述べています。「多くの人は、目につきやすいペットの毛が一番の問題だと思っています。そのため、肉眼で見えにくい、ハウスダストのような微細なホコリやゴミが、ペットに付着している可能性に気づいていないという回答は驚くほどではありません。」

ダイソンが最新のDyson V12 Detect Slimコードレス掃除機(https://www.dyson.co.jp/Vacuums/Cordless/Dyson-V12.aspx)を使い、日本の一般家庭21軒(猫オーナーのご家庭11件、ペット無しのご家庭10件)の協力のもと2021年に実施した、寝室の床と寝具を対象としたダストリサーチの結果(https://www.dyson.co.jp/community/news/house-dust-research.aspx)でも、総じて寝室床より寝具からのホコリの量が多く集塵されました。また本リサーチでは、ペット(猫)の飼い主の寝室床と寝具のダスト量も比較し、その結果、寝具のホコリに含まれるネコのフケ等の量は、寝室床から確認された量よりも高い平均値になりました。

ダイソン グローバル ダスト調査 2022では、ペットの飼い主の半数近くが少なくとも週に1回は家でペットの毛の手入れをしていると回答している一方(日本単体回答、66%)、そのうち4人に3人がブラシまたは櫛による手入れのみを行っていると答えています(日本単体回答、72%)。その結果、家の中に落ちるペットの毛の量は少なくなる一方、ペットの体の表面には肉眼では見えにくい微細な粒子物質が付着したままの可能性があります。このように室内環境に潜む、目に見えにくいハウスダスト等の微細な物質への意識課題は、ペットの飼い主だけではありません。

44%の人々が、家の中が埃っぽいと感じる時や目に見えるホコリやゴミがあるときに掃除に取り掛かろうと思う、と回答しました。日本単体の回答だと、この割合は48%で、前回の回答(40%)と比較しても増加しています。この回答結果からも、肉眼でホコリやゴミを確認した際に掃除へのモチベーションがより高まる傾向にあるということがわかりました。


「ホコリの粒子の多くは、肉眼では捉えにくく、顕微鏡を用いて確認ができるほどの微細なサイズです。そのため、目に見えるホコリを床に見つけた際に掃除をする傾向にある場合、それは懸念すべきことです。実際、目に見えるホコリが室内空間で見つかった場合は、すでにダニの死骸や皮膚片などのハウスダストが存在している可能性が高いと言えるでしょう」と、モニカは述べています。


適切な方法で、室内の適切な場所を掃除しているのでしょうか?



本調査によると、人々の掃除習慣は前年に比べて好ましい変化を遂げています。掃除をする際に、ソファや寝具などの見落とされがちな場所に掃除機がけをする人が微増しました。定期的にソファに掃除機がけをすると回答した割合は、前回の36%から41%へ、また寝具の掃除機がけに関しては、24%から28%と増加しました。しかし、日本単体の結果をみると、ソファの掃除機がけも(25%→17%)、寝具の掃除機がけ(18%→14%)も共に減少傾向という結果になりました。

ダイソン グローバル ダスト調査によると、人々は家の中からホコリやゴミを取り除くには掃除機が最も効果的であると回答しています。その一方で実際に掃除をする際に用いる道具としては、掃除機以外に、雑巾やはたき、ほうきなど回答もありました。日本単体においては、約8割が掃除機を用いて掃除をしていると同時に、約5割の人が雑巾などの湿らせた布製の掃除道具も用いていると回答しています。

モニカは、次のように述べています。「雑巾等で表面を掃除するのはよいことですが、掃除道具の使用順序が重要です。肉眼で見えにくい微細なゴミやホコリであっても、床上のそれら微細な粒子物質を湿らせることでダニやカビが発生しやすい環境を生み出す可能性があります。そのため、まず掃除機がけをし、その後に表面を拭くことで、微細なホコリが最も効果的に取り除かれます。その際も、高いフィルター性能と密閉性を備えた掃除機を使用することで、取り除いたゴミやホコリを捕集し、排気などを通じ室内に再放出されないようにすることが重要です。」

ダイソンは約20年にわたり、微生物研究ラボを自社内に有し、様々な生活環境や習慣を加味し、実際の生活空間から採取されたゴミやホコリを用いた研究を続けています。また、エンジニアと微生物学者が協業することで、室内の目に見えるホコリやゴミを簡単に除去するだけでなく、ハウスダストに含まれる微細なゴミやホコリまでをしっかりと取り除き、捕集することで、きれいな排気を排出するコードレス掃除機の製品設計を実現しています。

モニカは次のようにも述べています。「本調査結果を通じて、健やかかつ快適な生活空間づくりには、目に見えるゴミやホコリだけではなく、目に見えにくい微細なゴミやホコリを効率よく取り除くことが大切であるという意識が広がることを願っています。見えないというだけで、”見逃す“べきだということにはなりません。ペットのフケやハウスダストなどの微細な粒子物質は、肉眼で実際に視認できるホコリやゴミよりも健やかかつ快適な室内環境に影響をもたらす可能性があるからです。」

ダイソン グローバル ダスト調査は、ダイソンのNewsroom(https://www.dyson.co.jp/community/news.aspx)でもご覧いただけます。

ダイソン グローバル ダスト調査 2022について
本調査は、米国、オーストラリア、日本、中国、韓国、フランス、英国、ドイツ、スペイン、イタリア、トルコの11か国において、12,309人の回答者を対象に実施された15分間のオンライン調査です。以下、他国の傾向の一例です。
• 11か国中10か国の回答者がゴミやホコリを効果的に取り除く道具として、掃除機が最も効果的であると回答した一方で、アメリカの回答者だけが「はたき」が最も効果的であると回答し、その割合は24%でした。
• 最も定期的に掃除を行っていると回答したのは、トルコで、5人に2人が週に5回から7回は家を掃除しています。
• ペットの飼い主の3人に2人が、室内環境とペットの、どちらも清潔に保つためにペットの毛の手入れを行っています。その中でも、フランスとイタリアの回答者は生活空間よりもペットの清潔さ(毛の手入れ頻度)をより気に掛けているようです。
• 健やかな室内環境を実現するためにも微細なゴミやホコリを少なくすることが大切だと回答した割合が一番高かったのは、イタリア(85%)、スペイン(81%)と次いで韓国(80%)でした。特に韓国は、2020年の回答(69%)から大幅に増加しています。

ダイソンについて
• ダイソンはグローバルなテクノロジー企業として、英国、マレーシア、シンガポール、フィリピンにてエンジニアリングおよび試験業務を行っています。ダイソンは、6,000名のエンジニアと科学者を含む14,000名超える社員を世界中で直接雇用しています。
• 現在ダイソンの研究プログラムは、米国、日本、中国、フィリピン、英国、シンガポール、マレーシアにまたがって展開しています。英国王立空軍の基地として活用されていた英国国防省・ハラビントン飛行場跡の旧格納庫跡地のハラビントン飛行場が英マルムズベリーキャンパスに続く、第2の英ダイソン テクノロジーキャンパスへと生まれ変わりました。2019年には、マルムズベリー テクノロジーキャンパスも改修プログラムを終えています。
• 2020年11月にダイソンは、2025年までに製品ポートフォリオを倍増すると同時に複数のまったく新しい分野への参入拡大の予定を発表しました。これに伴い今後5年間で新たなテクノロジー研究開発に27億5,000万ポンド(約4,152億円*)を投資する計画しています。この投資は、主にシンガポール、英国、フィリピンの拠点を対象とするもので、これを支えるソフトウェア、機械学習、ロボット工学などの分野でのエンジニアや科学者の増員計画が含まれます。 *1ポンド=151円換算

――――――――――――
*¹ 寝具掃除とは、「掃除機がけ」を指します。
*² 世界11カ国、12.309人を対象に実施。米国、オーストラリア、日本、中国、韓国、フランス、英国、ドイツ、スペイン、イタリアおよびトルコが含まれる。2021年11月15日から11月24日にかけて実施。本データはグローバルの観点を重視し、グローバルの結果は人口構成比に合わせてウェイトバック集計を行った。
https://www.petfoodindustry.com/articles/5845-infographic-most-of-world-owns-pets-dogs-are-tops#:~:text=Globally%2C%20the%20majority%20%2857%25%29%20of%20consumers%20own%20pets%2C,other%20pet%20types%20%286%25%29%20all%20rank%20significantly%20lower.
*⁴「ペットの飼い主」とは、犬または猫を1匹以上飼育している回答者を指します。

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