オンライン専用ブランドは様子見的
KDDI髙橋社長は「UQモバイルからauに移行するユーザーが前年に比べると約2.6倍にもなった。さらにauを契約するユーザーの6割が使い放題の無制限プランを選んでいる」と語る。
安さを求めてサブブランドに移るが、データ容量が足りない生活となり、メインブランドに戻る。このメインブランドとサブブランドを循環させる動きがうまくいっているのだ。
一方で、まだまだ様子見的な存在なのがオンライン専用ブランドだ。
KDDIのpovoは100万契約を突破したと言うが、「povo1.0が少し減って、povo2.0がざっと増えた感じ。両方を足して百数十万という感じ」(高橋社長)といい、UQモバイルのように勢いがあるというトーンでは語られていない。
ソフトバンクの宮川社長も、「オンラインで契約できる人にとってみればLINEMOもワイモバイルもあまり違いはない。LINEMOについては減ってはいないが爆発的には増えていない。胸を張って増えている数字とはいえない」と、契約者数の公表については明言を避けるほどだ。
LINEMOとしてはてこ入れを考えているようで、「その時期が来たら、お示ししたい」とワイモバイルとの差別化を検討しているようであった。
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