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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第313回

中古モトコンポの自作トップカバーを部分塗装! ステッカー作りもしました

2022年01月09日 17時00分更新

文● むきみ(@TK6506) 編集● ASCII

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ステッカーを追加作成

 あとは車体に取り付ければミリタリー風モトコンポの完成……と言いたいところですが、まだやらなくちゃいけないことが残っています。ステッカーを貼らなくては。

 もういつ作ったんだか忘れちゃうぐらい前に自作したミリタリー風ステッカー第302回「モトコンポに貼るミリタリー風ステッカーの仕上がりに大満足!」)。あれです。

スペックプレートや注意書きステッカーをまねて作ったやつ

切り抜き文字の注意書きステッカー

 やっとこれを貼る時が来た感じですが、その前に1点追加作成をしたいと思います。

大きくしたり切り抜きにしたり

 モトコンポはクルマに搭載するときに横倒しにすることもできます。ただし、必ず左側を上にしなくてはいけないため左を上にする旨の注意書きステッカーがカウル後部に貼られています。作り直したいのはソレ。

 左側に向いた三角と「UP」の文字が書かれたステッカーで、前に作った時にそれをミリタリー風にしてみたものの、サイズも文字も小さくなっちゃっていまいち気に入ってなかったんですよね。

最初のデザイン。デザインというほどではないですけども。車体の後ろからみたところで、左側が上になった時にちゃんと読めるように文字が横倒しになっています

 純正のステッカーは、車体の左側を上にして横倒しにした時にUPの文字が正しく読めるようになっているので、それに合わせて左側を上にして作りました。しかし、幅が狭いので字が小さくなってしまいました。

少し長くして、文字が大きくなるように再配置しました

 純正ステッカーは縦横比が1:3と細長いのに、半分ぐらいの長さしかないのもちょっと嫌な所です。かといって縦長にすると大幅にスペースが余るので、縦長にした上で文字の配置を90度変えて車体の後ろから見た時に読めるようにしてみました。サイズが大きくなったぶん、文字も大きくなり、だいぶ見やすさがアップしたように思います。

文字を太くしました。ついでにTHIS SIDEをLEFT SIDEに

 文字が大きくなったのはいいんですけど、そのせいか今度は線が細くて弱々しく感じてきました。なので太さをMediumからBoldに変更。ちなみにフォントは米軍でよく使われているらしいFuturaです。

 また、THIS SIDEがわかりにくいかもしれないなと思い、LEFT SIDEに変更しました。自分しか見ないんで、わかりにくいも何もないんですけど。

他の注意書きに合わせて切り抜き文字にすることに

 これでいいかなと思ったんですけど、黄色と黒ではちょっと浮いちゃうし、注意書きの切り抜きステッカーに合わせた方がいい気がしてきたので、これも切り抜きステッカーにすることにしました。データをちょっと作り替えて切り抜き用データにします。

 背景を「線・黒、塗り・黄色」の四角形にしていたのをやめて枠線のみにし、アウトライン化。元の枠線は1本のパスですが、アウトライン化することで線の外側内側がそれぞれパスになります。カッティングマシンはパスをカットしていくため、アウトライン化を忘れると、ただの切れ目を入れることになるので要注意(以前やらかした)。

 文字も同じくアウトライン化し、CAUTIONの所は黒地に白文字なのでパスファインダーの型抜きで地を切り抜き、びっくりマークも型抜きします。

STiKAに出力できなくて焦る

 データができたらSTiKAで出力……と思ったら、ここでまた問題が発生。なぜか出力ができません。Macの場合はイラストレーターから直接出力するようになっていて、メニューの[ウィンドウ]→[エクステンション]→[Roland CutStudio]を選択するんですけど、Roland CutStudioが無いのです。前は普通に出力できたのに。

 Adobe Creative Cloudのプラグイン管理画面を確認しましたが、ちゃんとRoland CutStudio Plugin for Aiがインストール済みとなっています。

 ネットで検索してみると「Macで使えない」「認識しない」「イラストレーターが新しくてプラグインが追いついていない」など、不安になるような言葉がズラズラと出てきたものの、解決方法がわからなかったので、基本にかえってメーカーサイトをチェック。順番に確認していきます。

 Rolandのサイトで[ダウンロード]→[カッティング]→[Roland CutStudio Plug-in for Adobe Illustrator]でイラストレーターのバージョン別プラグイン対応表を見てみると、MacOSは12まで対応となっていました。うちのMacはちょっと古くて11.2.1。もちろん11にも対応しているので問題ありません。

 そしてイラストレーターはCC(2017)からCC(2022)まで対応……って、あれ? 2022? そんなに新しかったっけ? と、前にステッカーを作った時のキャプチャー画像を見てみたら、2022どころか2021でもなく、2020になっていました。ぜんぜん覚えていないんですけど、どうやらどこかのタイミングで最新版へのアップデートをしてたみたいです。

 OSとイラストレーターのバージョンは大丈夫なので、こういうときはあれです。再インストールしてみるに限ります。イラストレーターを終了させ、プラグインをいったんアンインストール。再インストールしてイラストレーターを再起動すると、無事メニューが復活しました。よかった~。

Nのカタチが気に入らないので修正

 出力が終わったらデザインナイフやピンセットで不要部分を取り除きます。

無事出力。不要部分をチマチマと取り除きます

 と、ここでまた気になるポイントを見つけてしまいました。CAUTIONのNと下の説明文のNのカタチが違います。CAUTIONの方は三角に尖ってる。CAUTIONは太さがMediumなんですが、まさか同じFutureなのにMediumとBoldでNの形が違うとは……。これは平らな方がミリタリーっぽいですよね。

 CAUTIONのところは最後に切り抜いたので、気づいたのは本当に最後の最後。ここまで不要部分を取り除くのに結構時間がかかったんですけど、自己満足アイテムなのに満足行かない状態では自己満足度がダダ下がるので仕方ありません。

 米軍のステッカーでもNは尖っていないことが多いので、MediumからBoldにして作り直します。が、Boldでは線が太すぎてバランスが悪くなってしまいました。むむむ。

CAUTIONのNのカタチが気になり、フォントを変更しました。こっちの方がミリタリーっぽいんじゃないかという謎のこだわり

 Cのカタチもいまいちイメージと違うし、これはフォントを変えた方が早いなということであれこれ試した結果、毎度おなじみのHelvetica NeueのMediumに。結局それかって感じですけれども、好きなんですよねHelvetica。

アプリケーションシートに貼り付けたらステッカーの完成!

 データを修正したらもう一度出力して、またチマチマと不要部分を除去。最初はめっちゃ時間がかかっていたけど、さすがにだいぶ慣れてきて10分程度で完了しました。アプリケーションシートに貼り付けたら、横倒し時注意書きステッカーVer.2の完成です。貼るのはまた今度!

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