このページの本文へ

山根博士の海外モバイル通信 第568回

異色コラボのOPPO、重機メーカースマホ投入で中国のファンも戸惑う

2021年10月13日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

OPPOの次のコラボ先はなんと重機メーカー

 OPPOのスマートフォンといえば日本でもSIMフリーモデルを中心に人気ですが、中国では次々とコラボモデルを投入して話題となっています。最新モデルの「OPPO K9 Pro」では中国の建築重機メーカーであるSANYと提携。異色すぎる組み合わせに、中国のOPPOファンたちも戸惑っているようです。

パッケージも専用のもの。SANYの建築重機のブロックが付属するらしい

 OPPO K9 ProはチップセットにMediaTekの「Dimensity 1200」を搭載。Snapdragonの上位モデルには負けるものの、MediaTekの中では現時点で最上位のチップセットを搭載するハイパフォーマンスなスマートフォンです。OPPOのKシリーズはゲーミングを強く意識したモデルで、K9 Proの6.47型ディスプレーは、90Hzのリフレッシュレートに180Hzのタッチサンプリングレート。ステレオスピーカーはもちろん4Dバイブレーションを搭載し、ゲームプレイ中にリアルな体験を味わえます。さらに本体内部の冷却機構はダイヤモンドを含む冷却版も搭載し、冷却面積は14000mm2とのこと。

2色のカラバリがあるOPPO K9 Pro

 6400万画素+800万画素+200万画素のトリプルカメラも搭載しますが、OPPOでカメラを重視するならFind X3やReno6、Reno5などを選ぶ人のほうが多いでしょう。背面を見てもモデル名がカッコよく刻印されていますが、この雰囲気はなにやら機械のようなイメージ。そのあたりからSANYとのコラボをしているのかもしれませんね。

機種名を刻印している背面デザインはカッコイイ

 なお、コラボモデルはショベルカーが動くアニメーションの壁紙がダウンロードできるとのこと。質実剛健、迫力ある重機を使った壁紙と思いきや、かわいらしいキャラクターが動いてくれます。中国は今でも各都市で建築ラッシュが続いており、SANYの重機も中国全土で活躍しています。SANYとしてもこれからはイメージアップやブランド浸透のため、コンシューマー製品メーカーとコラボを強化していくのでしょう。

かわいい重機のキャラが動く限定の壁紙

 OPPOは過去に「機動戦士ガンダム」や「新世紀エヴァンゲリオン」と本気でコラボしたスマートフォンも出しています。今年発売したOPPO Reno6 Proの「名探偵コナン」モデルは、スマートフォンのパッケージがコナンの探偵事務所のビルという凝った作りで、そのまま日本で発売してほしいほどのクオリティーの高さでした。OPPOは日本のアニメとのコラボモデルを多数出しているのです。

Reno6 Proの「名探偵コナン」コラボモデル。後ろの建物がパッケージだ

 一方で、今回のような「渋い」モデルも出しています。「Find X3 Pro」のコラボモデルとして、まずは2021年5月に中国初の火星探査機の火星着陸を記念して「Find X3 Pro火星探索版」が発売されました。本体には「MARS 2021 UTOPIA PLANITIA」の文字が背面にはいり、宇宙をイメージした本体カラー、火星のテーマや火星風のカメラフィルターなどとにかく「火星」にこだわったモデルです。

OPPO Find X3 Pro火星探索版。パッケージも大きい

 またカメラフォンをイメージしたKodakとのコラボモデルは、ブラックのビーガンレザーを使い、レトロなフィルムカメラを思わせるデザイン。Kodak往年の名機「Kodak 35」をイメージしているそうです。

レトロなカメラを現代風にアレンジ。最新テクノロジーの製品にアナログの雰囲気がいい感じ

 OPPOの姉妹メーカーであるrealmeは深澤直人氏デザインコラボモデルを出しています。中国では各メーカーがほぼ毎月新製品を出すほど競争が激しくなっていますが、とはいえ完全なる新モデルの開発も大変です。販売中の製品のイメージアップにもなるコラボモデルは今後ほかのメーカーからも出てくるでしょうね。ぜひ日本にも「日本限定モデル」などを出してほしいものです。

山根博士のオフィシャルサイト

「スマホ好き」を名乗るなら絶対に読むべき
山根博士の新連載がASCII倶楽部で好評連載中!

 長年、自らの足で携帯業界を取材しつづけている山根博士が、栄枯盛衰を解説。アスキーの連載「山根博士の海外モバイル通信」が世界のモバイルの「いま」と「未来」に関するものならば、ASCII倶楽部の「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」は、モバイルの「過去」を知るための新連載!

 「アップルも最初は試行錯誤していた」「ノキアはなぜ、モバイルの王者の座を降りたのか」──熟練のガジェットマニアならなつかしく、若いモバイラーなら逆に新鮮。「スマホ」を語る上で絶対に必要な業界の歴史を山根博士と振り返りましょう!

→ASCII倶楽部「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」を読む

ASCII倶楽部は、ASCIIが提供する会員サービスです。有料会員に登録すると、 会員限定の連載記事、特集企画が読めるようになるほか、過去の映像企画のアーカイブ閲覧、編集部員の生の声を掲載する会員限定メルマガの受信もできるようになります。さらに、電子雑誌「週刊アスキー」がバックナンバーを含めてブラウザー上で読み放題になるサービスも展開中です。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン