ahamo人気で「一人負け」?
将来的には緩やかにオンライン専用プランがユーザーに支持されていくだろうが、一般的にはまだまだリアルのショップを求める声が大きい。KDDIとソフトバンクとしては、手探りでオンライン専用プランを展開しつつ、現状の主力は店舗のあるUQモバイルやワイモバイルということになりそうだ。ahamoも店頭で対応してくれるが「有償」となり、ユーザーとしては敷居が高い。
キャリアにとってみると、この半年で起きた値下げ圧力によって、激減した収益を回復させなければならない。KDDIとソフトバンクはUQモバイルとワイモバイルがその切り札になりそうだが、NTTドコモにはそうしたブランドは存在しない。ahamoでいかに収益を回復させるかが鍵となるが、NTTの澤田社長は「それについてはドコモが回答するのが妥当だと思います」と明言は避けた。
ahamoの人気が高まれば高まるほど、NTTドコモは本当に「一人負け」してしまうのかも知れない。
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