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ほっしー先生の初めてのラリーチャレンジ

ラリー初体験のレースクイーンがクルマを壊さず無事完走!【後編】

2021年08月08日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 走行写真●真壁 強 編集●ASCII

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トヨタの社長も参戦!
いよいよラリー本番!

小渕優子衆議院議員

 9時になると、ドライバーズミーティングというか開会式がスタート。小渕優子衆議院議員を筆頭に、群馬県知事、渋川市長といった偉い人が「地元云々、低炭素化社会云々、コロナ云々」というありがたい説法が延々と続きます。「地方の大会なのに、市長はわかるけれど、知事や国会議員がいるのは何故?」という疑問を抱く筆者。それは……

モリゾウ選手こと、トヨタ自動車の豊田章男社長が選手代表のスピーチ

スピーチを聞くほっしー先生とaymさん

 モリゾウ選手こと、トヨタ自動車の豊田章男社長が参加されているから! そしてモリゾウ選手が、選手代表としてスピーチ開始。最後にオフィシャルによる集合写真を撮影が行なわれ、30分ほどの開会式というか、ドライバーズミーティングが終了しました。

参加者全員で集合写真

 2人は再びペースノート作りのために、パソコンを持ってaymさんと車内へ。スタートのギリギリまで車内にヒキコモリました。今回参加する車両は87台。ラリーは一斉スタートではなく、1分間隔でスタートしていきます。ですので先生は最初のクルマが走り始めてから約90分後ということに。それまでチームも筆者も、完全にやることがなく、雑談タイムに。

 すると、いい匂いが漂ってきたので、お隣のチームに伺ってみると料理を自炊するチームを発見。ガパオライスを作っているようで、実に美味しそう! この日は7月にもかかわらず雨ということもあり、少し肌寒さを感じた次第。ですので温かい食事は、きっとスタッフにとってはありがたいでしょう。

スタートする参戦車両

モリゾウ選手もスタート!

 会場では、スタート位置では選手紹介と共に1台づつ、ゆったりと走り始めていきます。自分たちのチームだけでなく、ほかのチームにも声援を送る姿が目立ちました。そして会場で気づいたのは、レーシングスーツを着た女性参加者の多いこと。旦那さんがドライバーでコ・ドライバーが女性と思いきや、エントリーリストを見ると女性ドライバーの名が結構多い! モータースポーツを楽しむ女性、素晴らしいですね!

TEAM NENCのレースクイーン、有栖未桜さん

 モータースポーツの女性といえばレースクイーンさん。TGRラリーチャレンジのようなラリーでレースクイーンは来ないだろうと思いきや、ウェルパイン・モータースポーツのお友達チーム「TEAM NENC」さんにレースクイーンさんがいらっしゃるではありませんか! (前日から存じておりました)。雨も小康状態になったので、お待たせいたしました。お待たせしすぎたかもしれません。TEAM NENCのオフィシャルカメラマンさんと共に、有栖未桜さん撮影会を開催です!

有栖未桜さん

 黙々と撮っても面白くないので、「それでは、今から目の前にいらしゃるスレンダーでボーイッシュなお嬢様と熱いファイトをして、奇跡の瞬間をみなさまにお届けしたいと思います。そう、ナイスですねぇ。素晴らしいじゃありませんか。エクセレント! パーフェクトッ!」などと某監督の真似をしていたら……

笑いが止まらず、顔を隠す有栖未桜さん

 有栖未桜さんの笑いが止まらなくなってしまい撮影終了。キリッとしたお顔立ちも素敵ですが、笑顔はもっと素敵なのでありました。ちなみに有栖未桜さんは、撤収の際も、積極的に重たい荷物を運んでいらっしゃいました。実に働き者な女の子です。

撤収で20kgのウェイトを運ぶ有栖未桜さん

スタートするGRヤリスRS

 最初にスタートした選手が戻り始めてきた頃、ほっしー先生のスタートの順番がやってきました。朝から降る雨は小康状態ですが、やや霧が出てきている様子。メカニックさんの指示に従ってGRヤリスRSはサービスアウトします。最終出走者と思っていたら、急遽出走順が変更になったマシンがいたため、最後からひとつ前の走行順になりました。

Rally Streamで全体表示した渋川伊香保のコース図

 走行が始まると、チーム関係者はスマートフォンに表示されるピンの位置でaym/ほっしー先生組の位置を確認し続けます。午前中に道を間違えたSS1に到着したピンを見るや、松井監督の口からは「道を間違えなくてよかった」と、思わず安堵の声が漏れ出します。

スマホの画面でSSを走る様子を確認

SSを走るGRヤリス(撮影:真壁強)

 そしてSSがスタート。スマホのトラッキングを見ながら、ただひたすらゴールしてくれることを祈るのみ。

そしてSS1のゴールに到着

 無事SS1のタイムコントロール(TC)に到着。ここでも思わず安堵の声が。そして次のSSへ向けてリエゾン区間へ向かうGRヤリスRSのピンを追い続けます。

SSを走るGRヤリスRS(撮影:真壁強)

 そしてSS2。このステージだけYoutubeの中継が行われているので、チームスタッフは動画中継を見つめます。

 ゆっくりゆっくり走るGRヤリスRS。とりあえず傷はなさそう。ですが、後続車に追いつかれてしまいました。

午前中のセッションを終えて戻ってきたGRヤリスRS

チェックポイント待ちの間、事情を聞くチーム監督

最後のチェックポイントでタイムを申告

 こうしてSS2を完走し、渋川スカイランドパークに戻って、午前中のセッションを終えました。サービスに入る前のTCで待機している間、監督は大会本部に行き、走行順を変えてもらえないかと打診しますが、残念ながら却下されました。

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