日本でも人気のイヤホンブランドAZLAが、ゲーミング用に開発されたというイヤホン「AZEL Edition G」を発表した。メーカーへの質問と回答を交えながら、ゲーミングイヤホンに必要とされる要件とAZEL Edition Gがどのようにそれを満たしているかについて考察していきたいと思う。
すでに国内でも発売されている「AZEL」は一万円を切る低価格ながら外観も音質も品質が高いイヤホンで昨年本連載でレビュー記事を掲載している。AZEL Edition Gは、これをベースに韓国一の人気プロゲーマー監修により再設計を施したバージョンだ。
銃声音や足音など細かい音を一つも逃さず、敵の位置を把握しやすいサウンドバランスを実現した点が特徴で、特にFPSゲームに最適化したという。国内ではアユートが取り扱い、発売は7月10日。価格は9980円だ。
AZLAの特徴を継承しつつ、PCでもスマホでも使いやすい仕組みに
高級感のあるヘアライン加工を施した切削加工の金属筐体や自社製8mmダイナミック型ドライバー、高音域の表現力を強化する「フィボナッチフィルター」はオリジナルのAZELから継承された特徴だ。
後述するようにAZEL Edition Gでは新たにケーブル部を改良。サウンドとマイクを完全に分離する「Weavingシールド」を採用し、ボイスコミュニケーション時に自分の聞いている相手の声が、マイクを通じてメンバーに流れ混乱を招くことを防止できるという。ケーブルの長さはデスクトップ/モバイル両方の使用を想定し、約175cmというベストな長さを割り出している。
また、プラグ部のベースを3.5mm4極にし、最大96kHz/24bitハイレゾ再生にも対応するDAC内蔵USB Type-C変換ケーブルとUSB変換アダプターが付属。イヤーピースは広いサウンドステージを実現するという独自の「SednaEarfit SE1000」で、6サイズが付属している。
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