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CES 2021レポート 第26回

フォッシル初のLTE対応スマートウォッチは「挑戦を経て完成」、スカーゲン「HYBRID HR」などCES発表の新作動向を解説

2021年01月13日 09時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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スカーゲンの「JORN HYBRID HR」

カスタマイズ可能な電子ペーパー文字盤を搭載するスカーゲン「JORN HYBRID HR」

 デンマークのスカーゲンは文字盤にアナログ針と、常時オン表示に対応するE-Ink方式の電子ペーパーを搭載した「JORN HYBRID HR」を発売する。モデルの内訳はステンレススチール製ケースのサイズが42mmと38mmの2種類に分かれる。ラインナップは計5機種。42mmには3色、38mmには2色のカラーバリエーションが揃う。日本では1月16日から直営店にて予約受付を開始し、1月27日に発売予定とのことだ。価格は各3万800円。

女性もコーディネートがしやすい38mmケースのモデルも発売される

 常時オン仕様の電子ペーパーディスプレーの画面サイズは42mmケースのモデルが27.9mm、38mmケースのモデルが23.8mm。本体は3気圧防水。構造上バックライトを搭載できない電子ペーパーディスプレーの暗所における視認性を高めるため、LEDランプで盤面を明るく照らせるフロントライトを備えた。

ケースの厚みは約12mm

 フォッシルグループのProkup氏は「本体に内蔵するGPSや心拍センサーをフルに活用しても、1度のフル充電から約2週間のバッテリー寿命を実現した」と述べている。50分間で80%前後まで充電できるスピードチャージ機能もある。睡眠サイクルのトラッキング、ワークアウトの自動検出などヘルスケア、ウェルネス系の機能も充実する多機能スマートウォッチだ。

カスタマイズの自由度も高いHRコレクションの魅力を語るSteve Prokup氏

 電子ペーパーの文字盤表示は、フォッシルグループのデザインチームが制作したカスタム文字盤をダウンロードして使えるほか、スマートフォンで撮影した写真の表示にも対応する。カスタマイズした文字盤のデザインは同じ機種を使用するユーザーとシェアして楽しめる。

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