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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第258回

買ったままになっていたハンヴィーのパーツを取り付けてもらいました

2020年12月20日 17時00分更新

文● むきみ(@TK6506) 編集● ASCII

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ハンヴィーは多用途トラック

 米軍のハンヴィーはHMMWVと書きます。Mが1個多くね? Wも余計だよね、でもそれが無いとHMVになっちゃうか、みたいな違和感のある綴りですが、それもそのはず。HMMWVはHigh Mobility Multipurpose Wheeled Vehicleの頭文字を取ったもので、こう読めなくもないよねということで無理やりハンヴィーと発音しているのです。

 直訳すると高機動多用途装輪車両。多用途というのは特に用途が定められていないということで、要するに一般的なトラックですね。

 後方地域での人員や物資の輸送用として使われることを想定して設計されたため、装甲もないし、生物学的・化学的防護や核に対する防護は考えられていませんでした。初期のハンヴィーは昔のジープと同じく、屋根もドアもないか、あってもビニールの幌にビニールのドアだけ。戦闘地域では丸裸のようなものです。

後付けでいろんなパーツが開発されています

 それなのに、いざ運用が始まると市街戦での使用など想定外のケースが多発。こりゃダメだということで金属製の屋根や強化繊維のドア、銃座などを装備したモデルが作られていきました。

 そして激戦区ではそれでも足りず、分厚い装甲板が取り付けられるようになり、重たくなったためエンジンが強化され、最終的には装甲車みたいな形になっていきます。

 そんな多種多様な用途に対応するため、ハンヴィーには後から取り付けたり交換したりできるパーツが多数存在します。ウチのハンヴィーもそう。一番最初にリリースされたM998というモデルで、幌とビニールドア、クッションが置かれただけの簡素なシートという仕様だったんですが、レストアの段階で金属屋根と強化繊維ドア、普通のクルマのようなシートに交換されてM1025という型番の仕様になり、さらにウインチ追加でM1026となっています。

買ったまま放置しているパーツがいくつも

 そういったパーツをネットで見かけるとついポチってしまうんですよね。これまでにも近代化改修によるアップデートを受けているという脳内設定で、無線機やBlue Force Trackerという敵味方識別システムを載せたり、IED(即席爆発装置)の起爆信号をキャンセルするアンチIEDのアンテナを取り付けたりしています。

左が無線機、右のディスプレーがBlue Force Trackerの表示用タッチパネル。固定するためのマウントをボルトどめしています

 これらはボルトで固定するだけだったのでなんてことなかったんですが、問題は車体に穴を開ける必要があったり、取り付けに専用工具が必要だったりする物。また、加工が必要だったり取り付けに時間がかかったりそうな物もなかなか手を付ける踏ん切りが付かず、買ってはみたものの物置行きになっている物があふれてきてしまいました。

 これではいかん。「いつかやる」なんて言ってるといつまで経っても実現できません。というわけで、先日の車検のついでに自分では無理そうな物の取り付けをいくつかお願いしました。

アンテナを取り付けるために屋根に穴開け

 ひとつは先ほどのBlue Force Tracker用のアンテナを設置するためのブラケット。

車体の右後方のアンテナの前にBlue Force Trackerのアンテナのベースブラケットを取り付けてもらいました。カーブがアンテナ部分にピッタリ

 リアハッチの右側にボルトどめするだけなんですが、ボルトを通す穴を開ける必要があり、やっぱりちょっと抵抗感があって、アンテナを買ってから2年も放置してしまいました。でもせっかく買ったんだから、とっととやればよかったんですよね。

スマートじゃないごちゃごちゃ感が○

 穴開けは自分でもできなくはないですけど、鉄板が固いと聞いたのでやってもらいました。

箱にパンケーキのような物が乗っかったような形のアンテナ。スマートとはほど遠い、いかにも後から付けましたっていうところがお気に入り

 ブラケットさえあればアンテナ自体の取り付けは簡単。ボルトどめするだけです。ケーブルは途中で切られているので突っ込んであるだけ。そもそもBlue Force Tracker自体もHDDは外されたジャンク品なので完全に見た目だけのアイテムです。でも右後ろがごちゃついた感じになって大満足!

ハーネス固定具用のナットを床に埋め込み

 2つ目はガンナーハーネスを固定するためのリトラクターです。

 ガンナーは屋根のハッチから身体を出して立っている射撃手のこと。車両が横転した際に飛び出してしまう事故が多く、その対策として身体を床に固定するセーフティーハーネスシステムが開発されました。リトラクターはその接続部分です。

運転席と助手席の間に、ガンナーハーネスを取り付けるためのリトラクターを設置。床に穴を開け、薄い鉄板にネジ穴を作るためのナットを埋め込まなくてはなりません

 リトラクターは、運転席と助手席の間の床にボルトどめされた、超重たい鉄板に固定するようになっています。ここにはガンナーが立つためのガンナープラットホームを取り付け済みなので、それを外しての取り付けになります。

 このリトラクター、ボルトどめなのになぜ今まで付けていなかったのかというと、床にはネジ穴なんてないので鉄板を裏側からナットでとめるんだと思っていたんですよね。それでひとりではできないよなぁと。でもそれは早合点でした。床に穴を開けたら、ネジ穴となるナットを埋め込むようになっていたのです。

専用工具が必要なナット取り付け

 ただ、ナットを埋め込むにはナッターという専用工具が必要になります。持っていないワタシは結局DIYではできないということで、やってもらうことにしました。

 なお、追加パーツのインストールキットは、ネジやブラケット、マニュアルなど必要な物が全てセットになっています。このリトラクターのインストールキットも全部入っていたんですが、アメリカのことなので当然のようにボルトもナットもインチサイズ。しかも結構太い。ショップにもこの大きさのインチサイズ対応ナッターはないそうなので、ミリサイズに変更しています。固定できればいいので無問題ですけど、ちょっと残念。

ガンナーが身体に装着するセーフティーハーネス

ハーネスの下にシートベルトのバックルのような固定具があり、リトラクターのベルトをカチッとはめこみます

 リトラクターはシートベルトの巻き取り装置と一緒で、ゆっくり引くとベルトがスルスルと出てきますが、一気にグッと引っ張ると止まるようになっています。

実用度はゼロなので撮影用として

 もちろん走行中に人が立ち上がることなんてないので実際に役立ったりはしません。というか無線機もBlue Force TrackerもアンチIEDも電源をつないでなかったり中身がなかったりなんで、取り付けてある物はどれもこれも役立たないんですけどね。まぁでも撮影会やイベントの時に撮影小物として活躍してくれればいいなと思います。

ボルトどめされているだけなので、取り外しも可能

以前取り付けてもらっていたガンナーが立つガンナープラットホームに戻すこともできます

 なお、リトラクターもガンナープラットホームもボルトどめなので、外して交換することもできます。ふだんはプラットホームにしておいて、セーフティーハーネスを装着して写真を撮りたいという人がいたら付け替えるのがいいかな。

 次回は同じく車検時に交換してもらったタイヤについて書こうと思います。

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