このページの本文へ

石川温のPCスマホニュース解説 第99回

アップル、アプリが収集する個人情報を明示

2020年12月15日 06時00分更新

文● 石川温 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

●どんな個人情報を取得するか確認できる

 情報はiPhone、iPad、Apple Watch、Mac、Apple TVなどすべてのApp Storeで提供され、アプリをダウンロードする際、アプリがどんな個人情報を取得するのか、確認できるようになる。

 情報はアプリ開発者が提出した資料を基に作成される。15日から公開される情報はすでにアプリ開発者が12月8日までに提出済み。今後、アプリがアップデートする際には、情報の更新も求められるようになる。

 実際、アプリでは個人のデータを収集するだけでなく、IDなどと紐付けてトラッキングしていたりする。こうすることで、ユーザーの動きを追って、ユーザーの嗜好に見合った広告を出すことが可能になるのだ。

 こうしたことはれっきとしたビジネスモデルとして確立されているが、ユーザーとしては「なんとなく、個人情報が丸見えにされているようで気持ち悪い」と捉える人もいる。

 そこでアップルは、アプリがどんなデータを収集しているのか、アプリをインストールする前に確認できるようにすることで「透明性」を確保。ユーザーに納得して使ってもらえるようにするというわけだ。

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中