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T教授の「戦略的衝動買い」 第607回

6種類のカスタムセットアップを実現

PWBイメージのG-SHOCK「DWE-5600CC-3JR」を衝動買い

2020年11月12日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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G-SHOCK PWBは外箱から中までPWBイメージで抜け目なく固められている

半端感のないこだわり、少しくすんだ金色の再現性も抜群

 そんなPCB、PWBの世界観を腕時計デザインに取り込んだ「DWE-5600CC-3JR」(以降:G-SHOCK PWB)も半端感のないこだわりようだ。パッケージの外観もフタを開けた内面もPWBでいっぱいだ。

 今回のG-SHOCK PWBの最大の特徴は、出荷時の全身PWBのモデルの交換用のオプションベゼル(1個)やオプションベルト(2本)が最初から同梱されていることだ。オプションベゼルはPWBではないシンプルなブラック一色。オプションベルトはシンプルなブラックと、グリーンではなくカモフラージュグレーを基調にしたPWBイメージのベルトだ。

 

ベゼルやベルトの取り外しに便利な硬質プラスチック製の道具が付属

 パッケージには、最近のG-SHOCKには採用されることの多い「スライドレバー付きバンド」のベルト交換用ツールと交換のための説明書も同梱されている。

文字盤からベゼル、ベルトに至るまでPWBイメージでパーフェクトに統一されたところが今回のG-SHOCKの強みだ

 外観デザインは前述したDW-5600系のデザインをほぼ100%踏襲する標準的なモデルだが、やはり最大の特徴はその使用素材の差はあっても、文字盤背景、ベゼル、ベルトのすべてに同一の色調で電子回路が見事に印刷されており、素材による色調の差を感じない仕上がりの素晴らしさだ。トランジスターやICコンポーネントの足をはんだでくっつける基板上の四角や丸い"ランド"の少しくすんだ金色の再現性も抜群だ。

なんとPWBイメージのベゼルを明るい方向にかざしてみると内部にサーキットが見える

 室内などでのパッと見ではなかなか分からないが、出荷時にG-SHOCK PWBに取り付けられているベゼルやベルトは実際に明るい方向にかざしてみると、半透過型の素材でああることがわかる。そしてベゼルやベルトの表面からも裏面からも見えない内部の電子回路が、多少曇天の日でも屋外で空に向かってかざしてみると内部の電子回路のパターンが見事に透けて見えてくる。

 2個のベゼルと3本のベルトなら、交換組み合わせが全部で6種類もあるのに、なぜ出荷時のベゼルとベルトがこのコンビネーションなのか分かった気がする一瞬だ。

ベルトも普通の部屋で見ると表面のPWBイメージのランドだけが見えるが、空にかざしてみると、なんと内部には今まで見えなかったサーキットがはっきりと見える

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