このページの本文へ

T教授の「戦略的衝動買い」 第603回

カラフルキッズコンピューター「Kano PC」を衝動買い!

2020年10月16日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Kano PCの最大の特徴はキッズがコンピューターに慣れ親しむためのアプリケーションの搭載だ

4つの教材アプリでITリテラシーを高める

 さてKano PCの最大の特徴は、シンプルなハードウェアを使って、子供たちが自分で組み上げたコンピューターに実際に触れて、その概念を理解し、付属のアプリを実際に使ってITリテラシーを高めることが目的だ。

付属の虫メガネで、アプリを動作させるためのハードウェアであるCPUやメモリー、ストレージ、電子回路などを拡大してよく見ることができる

 付属の小冊子である"パーソナルコンピューターのつくり方"にも組み立てから起動の仕方、アプリの概要までがイラスト入りで細かく丁寧に解説されている。小冊子にはなんと"虫メガネ"も同梱されている。子供たちはその虫メガネを使って、背面のクリアカバー越しに基板上のCPUやメモリー、フラッシュストレージ、電子回路など、パソコンを形成するすべての重要な要素を自分の目と手で確かめ、理解することができる。

"Kano World"、"Kano Code"、"Make Art"、"How Computer Works"の4つの教材アプリで子供たちはコンピューターとの対話を始めることができる

 そしてハードウェアの理解と並行して標準搭載されている"Kano World"、"Kano Code"、"Make Art"、"How Computer Works"の4つの教材によるソフトウェアのハンズオンを通して、"コンピューターができること"の理解をより深めることができるように構成されている。

Kano Code

Make Art

 プリロードされているアプリの中のKano Codeは、実際に命令などのコードをタイプすることなくコードブロックを使ってアートやゲーム、音楽のコーディングを学ぶ。Make Artはキーボードで実際のコードをタイプして絵を描いたり、簡単なゲームを作ることにチャレンジする。

How Computer Works

Kano World

 How Computer Worksは、コンピューターを構成する各部品やモジュール、ソフトウェアがどのように連携して実際の演算や描画、通信コミュニケーションをしているかを優しく解説してくれる。そして最終的に、Kano WorldではKano PCのユーザーがアカウント登録してプログラミングの成果である作品をほかの人とシェアしたり、世界中のさまざまな人から支援や刺激を受けてより楽しい体験のできるコミュニティを提供してくれる。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン