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ASCII 春のベストセレクション 2020 第4回

押し心地が気持ちいい、世界初の静電容量無接点スイッチ採用マウス「REALFORCE MOUSE」

2020年03月24日 12時00分更新

文● ドリル北村

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プロゲーマーに定評のセンサー
PixArt PMW3360を採用

 そんな、いいことだらけの静電容量無接点スイッチを採用した世界初のマウスが、この「REALFORCE MOUSE」なのです。とはいえ、マウスの良し悪しはボタンだけでは決まりません。センサーも重要です。そのセンサーには光学式の「PixArt PMW3360」を採用しています。世の中の人気ゲーミングマウスはほぼこのセンサーを採用しており、ゲーマーからの信頼も厚く、その性能は疑う余地がありません。ゲーマーだけでなくポインターの追従性と精度を重視するCAD/CAM/CGデザイナーのプロユースにも、このセンサーを搭載したマウスは適しています。

光学センサーはPixArt PMW3360を採用

多くのゲーマーから支持された名機
IntelliMouse Explorer 3.0に似た形状

 マウスの形状は右手で握りやすい形状にデザインされ、左右の側面に汗などで滑りにくいエラストマー素材を採用しています。サイドボタンを少し高めに配置することで親指の配置空間を広く確保し、マウスの持ちやすさと握った際にサイドボタンを誤って押しにくいデザインを両立しているのです。

サイドボタンを少し高めに配置することで、誤ってサイドボタンを親指で押さないようにしています

 筆者は最初このマウスに手を乗せたとき、初めて触るのになんだか懐かしい感じがしました。そのときはその懐かしさがなんだか思い出せなかったのですが、開発時にIntelliMouse Explorer 3.0を意識して設計したと聞いて納得しました。筆者が過去に愛用していたのがまさに「IntelliMouse Explorer」だったからです。

操作性を追求するために直径2.8mmの極細ケーブルを採用。マウスから出るケーブルの付け根を上側へと浮かせることで、ケーブルの接地を減らし、さらなる操作性の向上を実現しています

レポートレート(応答速度)を
スイッチで変更できる

 このマウスには、レポートレートとDPIを切り替える物理的なスイッチが搭載されています。DPIを変えられるマウスは多いですが、レポートレートをスイッチで変えられるマウスはわりと珍しいです。

 レポートレートとは「1秒間にマウスの操作情報を報告する回数」で、これが多いと反応が良くなりますが、多すぎると手の動きを反映し過ぎてしまい、ゲーム内でカーソルがぶれたりします。一瞬の操作が勝敗を決めるFPSゲームなどではレポートレートを高くする傾向にあります。

レポートレートは背面のスイッチで125/500/1000Hzの3段階に切り替え可能です

 DPIは、センサーが1インチ動いた時に画面上のカーソルが何ドット動くか(Dots Per Inch)で、要はマウスカーソルの速度です。DPIはホーイール直下のボタンで400/800/1600/3200の4段階で切り替えできます。また、サイドにある2つのボタンはプログラマブル対応で、専用アプリから機能の割り当てが可能です。デフォルトでは「進む」「戻る」が割り当てられています。

ホーイール直下のボタンでDPIを切り替えできます

専用の設定アプリで、DPIだけでなくリフトオフ・ディスタンス(マウスを持ち上げたときにセンサーが反応しなくなる距離)も設定できます

各種ボタンの機能もアプリで変更可能です

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