EUでモバイル機器の充電端子が共通化へ:
来年のiPhoneがワイヤレス充電だけになりそうなワケ
2020年02月13日 09時00分更新
●USB-C充電器・ケーブル不足
その一方で、USB-Cへの移行が果たして正しいのかを考える上で、今一度手元のデバイスやケーブルを見ていると、圧倒的にUSB-C充電器とケーブル、バッテリーは不足していることに気づかされます。
手元にあるUSB-C充電器はMacBook ProとiPad、iPhoneに付属していたものだけ。いずれもUSB-PDという規格を通じてデバイスの急速充電ができますが、iPadやiPhoneに付属する18Wの充電器でMacを使いながら充電するのは厳しいです。
またケーブルも、両端がUSB-Cのケーブルは2本だけで、あと手元にある2本はUSB-C - Lightning。そして前述のカメラに付属してくるケーブルはUSB-A - USB-Cというケーブルであるため、結局USB-C充電器にはつながりません。
またUSB-CポートやUSB-PDに対応するサードパーティの充電器やバッテリーは持っていないので、新たに買わなければなりません。
今後出てくるUSB-Cポートしか持たないデバイスのために、充電環境やケーブルなどを買い直さなければならず、それは出費となります。また使えなくなったアクセサリは捨てるしかありません。確かにこれはアップルが言うとおり、資源の無駄になってしまいます。
![](/img/blank.gif)
この連載の記事
-
第317回
Apple
アップル初のApple Parkでの開発者イベント、初公開の「Loop Building」とは -
第316回
Apple
「Mac Studio」アップルの多様すぎる接尾語について考える -
第315回
Apple
アップル「Mac Studio」登場で生じる、ラインアップへの疑問 -
第152回
Apple
アップル「MacBook Pro」ポート増加は敗北なのか -
第151回
Apple
iPhone分解アートと、Appleが目指す未来 -
第150回
Apple
アップル新型「MacBook Pro」どの構成で買うべきか -
第149回
iPhone
アップル「iPhone 13」4つの魅力 -
第148回
iPhone
アップルiPhoneラインナップから浮かび上がる2つのこと -
第147回
iPhone
アップル製品ラッシュふたたび? -
第146回
iPhone
アップルはiOS 15で「時間の支配権」をユーザーの手に取り戻させようとしている -
第145回
Apple
アップル新型「iMac」驚きの電源 - この連載の一覧へ