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CES 2020レポート 第46回

CORSAIR、同社初となる空冷クーラーや複数ブランドの新製品をCESにて発表

2020年01月13日 09時00分更新

文● 本間 文 編集●ジサトラハッチ/ASCII

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Stream Deckの機能を割り当てられキーボードも登場

 CORSAIRは、高性能キーボード「K95 RGB PLATINUM」にElgato Stream Deckソフトウェアを統合した「K95 RGB PLATINUM XT」も追加する。同製品は、G1~G6のマクロキー部分にElgato Stream Deckの機能を割り当てられるようにすることで、ストリーミングアプリやデバイスを簡単なキー操作で制御することができるようになる。

 外見は現行モデルとほとんど変わらないため、単なるマイナーバージョンアップ版と思われがちだが、キースイッチには1億回のキータイピングにも耐えられるようになった最新のCherry MXメカニカルスイッチを採用し、Speed軸、Blue軸、Brown軸の3タイプが用意される。

 また、キーキャップが二色成形になりキースイッチの耐久性も向上。パームレストは従来の樹脂製から、柔らかなラバー素材をあしらったものに変更されている。

 Strem Deckと異なり、キーに各機能のアイコンなどは表示できないため、Stream Deckの制御ソフトであるStream Deck 4.5では、各機能の割り当てなどを行なえるるだけでなく、K05 RGB PLATINUM XTを利用する場合には、画面上にStream Deckのキーアサインをオーバーレイ表示できるようにする機能も追加された。なお、同製品は、北米市場では1月6日より発売を開始し、直販価格は199.99ドル(約2万1900円)に設定されている。

K95 RGB PLATINUM XT

K95 RGB PLATINUM XTを利用したElgato Stream Deck機能のキー割り当て画面

 一方、Elgatoブランドでは、4K60 HDR10のスタンドアロン録画にも対応する外部キャプチャデバイス「4K60 S+」を発表した。本製品は、本体にSDメモリカードスロットを備え、PCに接続することなく、H.265/HEVC対応のハードウェアエンコーダーによって4K60 HDR10のゲームプレイを直接SDカードに録画できる他、ゼロラグパススルーにも対応する。

 その録画方法は至極簡単で、ゲームコンソールなどとHDMI接続した後で、SDカードを本体前面のスロットに挿し、本体前面中央のRECボタンを押すだけ。また、本体前面にはマイク入力端子も備えている。本体背面にUSB Type-C端子を備え、USB 3.0接続によりPCを使った動画編集なども行なえる。同社は本製品を今年第1四半期中に市場投入する意向。北米市場での価格は399.99ドル(約4万3800円)を想定している。

Elgatoの最新ハードウェア展示。PCやPlayStation 4(PS4)、Xbox Oneによる録画・配信環境のデモが行なわれた

4K60 HDRのスタンドアロン録画を可能にする4K60 S+

 また、昨年のCESで発表された、光量や色温度を自由に設定できる配信者向けのLEDスタンド「Key Light」(日本未発売)の下位モデルとして「Key Light Air」も発表された。同製品は、80基のLEDを搭載したLEDライトで、最大1400ルーメン、2900~7000Kの色温度設定に対応し、これらをWiFi接続によりスマートフォンやPCからコントロールできる。

 スタンドは従来のKey Lightが机などにクリップで固定する方式だったのに対し、スタンド式に変更され、高さも細かく変更できるようになっている。北米市場では、すでにプレオーダーが開始され、価格は129.99ドル(約1万4200円)となっている。

 さらにElgatoは、2020年に市場投入予定の製品「Project White」のテザービデオを披露し、配信用マイクと思われる製品の投入を予告した。

Key Light Airの特徴

2020年に投入予定のElgato新製品のテザービデオ

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