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フルサイズミラーレスの革命児登場

世界最小最軽量 SIGMA fpを発表会でさわってきた

2019年07月12日 14時20分更新

文● 小山安博、編集●ASCII

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オールドレンズライクなシネレンズ群も

 キヤノンのミラーレスカメラマウント「EF-M」向けのレンズ3本もリリース。「16mm F1.4 DC DN」「30mm F1.4 DC DN」「56mm F1.4 DC DN」の3本で、すべて今秋の発売予定。

EF-M用レンズを3本投入

 山木社長はほかに、Lマウントレンズのロードマップも更新。F値F1.4のレンズ3本(35mm、50mm、85mm)を8月末までに投入し、来年にかけて順次ほかのレンズも投入していく。

Lマウントレンズのロードマップ

 また、1970年代のビンテージレンズのような外観と、ガラスにコートをしないノン・コートガラスを採用することで、フレアやゴーストを抑えずにオールドレンズのような写りを見せるシネレンズ群「Classic Art Prime」を投入する。シネマ業界では1950~70年代頃のオールドレンズを使った独特の映像表現がトレンドになっている、と山木社長。

Classic Art Primeはビンテージレンズの外観とゴーストなどを見せつつ、解像感などは現代的な写りとなる。幅広い焦点距離をカバーするのもメリット

T値は低くなる

フレアやゴーストが独特の雰囲気を出してくれる

 そうしたトレンドに対して、最新の光学設計ながらフレアやゴーストが出やすく、さらに暖色系の色調再現を行った同レンズ群を投入。しかも14~135mmまでの焦点距離をカバーするフルラインナップをそろえる方針だ。

Classic Art Primeレンズ。「Classic」のロゴは、福島県会津地方の伝統技法である会津塗の職人に、蒔絵の技法で色を入れてもらう予定だという

 「現代のデジタルカメラは画一的な画像になりがちだが、このレンズで特徴的な画像が作れる」と山木社長。シネマ用のレンズではあるが、「静止画で撮りたいという人もいるかもしれないと妄想している」とコメントしている。

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