レガシーな2色ボールペンを内蔵
スタンダードなリフィルが使えるのが便利
同梱品は、インフォ本体と専用クレードル(専用充電スタンド)、取説、充電に関しての黄色い注意書きの全部で4点だ。USB/ACアダプターやクレードルに接続するためのmicroUSBケーブルなどは付属しない。仕様が合えば、現在スマホなどで使用しているモノを使えば良いだろう。
パッケージを開けて最初に行なう作業は、インフォを専用クレードルに逆さまに底面に確実に接地するまで押し込んで、内部のリチウムイオンポリマー充電池に充電することだ。スペックには約45分の充電で待機時間は12日間とある。しかし、実際に使ってみた印象ではかなりのエネルギーを使うバイブレーションなどの使用頻度によって短くなってしまう。
ボールペンの構造は充電ポートのある後端部分をノックする一般的な仕様ではなく、側面のレバーを指先で先端方向に送り出す、多少レガシーなスタイルだ。筆記する時は側面に刻印された“BLK”もしくは“RED"を見ながらレバーを押し出せば、間違いなくそのカラーのボールペンが出てくる。レバーを見ながらインフォを左右に回すと「カチカチ」と音がするので、内部で選択カラーが切り替わっているのがわかる。
インフォは過去のデジタルペンの中ではスリムな本体ではあるが、軸の実測直径は13.8mmある。これはフリクションペンの実測10.6mmよりも30%ほど太く、パイロット社のキャップレス万年筆よりもまだ約1mmほど太い。しかし、2色ボールペンとデジタル技術の合体したスマートボールペンであることを考えると妥協できるサイズだろう。
インフォを長く使えば使うほど、ランニングコストとして必要となる“ボールペンのリフィル”が気になる。幸いにも、インフォは業界のスタンダード製品を採用しているので安心だ。今後のリフィルの買い替え時には、各社が発売しているユニークなリフィルの中から選べるのでありがたい。
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