ドコモとauから分離型の新プランが発表され、6月からついにスタートした。オトクに使うには結局どうしたらいいのだろうか。
単純な料金だけなら格安SIMの絶対優位はハッキリ
世間の話題の中心は、ドコモやauの新プランに切り替えると、今現在支払っている料金と比べて安くなるのか、それとも今までのプランを使い続けたほうがいいのかといったものだ。しかし、以前からMVNOの格安SIMというもっと安価になる選択肢があるほか、UQ mobileやY!mobileといった、いわゆる“サブブランド”もある。それらを含めてどう選んだらよいのだろうか。
まず、チェックすべきは利用料金と高速データ通信量の関係だ。分離プランでは確かに以前よりは安くなっているが、いわゆる格安SIMと呼ばれるMVNOと競い合うレベルまでは下がっていない。
この表は家族利用や対応固定回線契約などの割引は一切なしの、1人で普通に契約した場合の料金だ。3大キャリアでは家族で3回線まとめれば1000円程度の割引があるほか、光ファイバーなど格キャリアで対応した固定インターネット回線があればさらに1000円程度の割引が発生する。それらの割引をフルに適用すれば、ようやくMVNOの格安SIMに近づくといってもよいだろう。
しかも今後は法律でスマートフォン購入費用の割引と回線契約の維持などを絡めてはいけないことになる。今までなら多少月額費用が高くても、端末をタダに近い金額で提供していたことで、総費用で3大キャリアの方がお得になる可能性があったが、それもできなくなる。
つまり、基本的には通信部分だけの料金やサービス勝負となり、費用だけ見れば格安SIMが優位になる。もちろん、混雑時の通信速度といったサービスの質や付帯サービスといったものには違いがあり、そこでの競争となる。
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