底面の刻印でメーカー名と製造年がわかります
薬莢の底面には刻印が入れられています。弾薬によって違うみたいですが、.50Cal弾の場合は製造所の記号と製造年が記されています。
たとえばさっき弾頭を差し込んでみたダミーカートリッジの刻印は、6個ともLC 05でした。このLCが製造所の記号で05が製造年。ミズーリ州にあるLake City Army Ammunition Plantで2005年に製造されたことがわかります。Lake City Army Ammunition Plantは銃器メーカーのレミントンが設立した工場で、1941年に設立されています。
ちなみに前回紹介した10発もそのうち7発がLC製でした。
ほかの3つはTWが2個とWCCが1個。TWはミネソタ州にあるTwin Cities Army Ammunition Plant、WCCはイリノイ州のWestern Cartridge Companyです。
Twin Cities Army Ammunition PlantはLake Cityと同じく1941年に設立され、当初はTwin Cities Ordnance Plantという名前でした。1946年にTwin Cities Arsenalに改名され、さらに1963年に現在の名称に変更されています。この弾が作られたのは1953年なのでTwin Cities Arsenal時代ですね。
Western Cartridge Companyの設立はかなり古くて19世紀末の1898年。1944年に設立されたOlin Corporationという会社の前身で、現在は子会社となっています。会社は古いですがこの薬莢は2006年と新しめです。
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