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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第161回

空薬莢の刻印からメーカーと製造年を調べてみました

2019年01月13日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506)、編集●アスキー

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底面の刻印でメーカー名と製造年がわかります

 薬莢の底面には刻印が入れられています。弾薬によって違うみたいですが、.50Cal弾の場合は製造所の記号と製造年が記されています。

空薬莢とレプリカ弾頭が別々になっていたダミーカートリッジの刻印。LC 05と入っています

 たとえばさっき弾頭を差し込んでみたダミーカートリッジの刻印は、6個ともLC 05でした。このLCが製造所の記号で05が製造年。ミズーリ州にあるLake City Army Ammunition Plant2005年に製造されたことがわかります。Lake City Army Ammunition Plantは銃器メーカーのレミントンが設立した工場で、1941年に設立されています。

 ちなみに前回紹介した10発もそのうち7発がLC製でした。

LC 86が2個。ちょっと古い86年製です

5個は87年製

 ほかの3つはTWが2個とWCCが1個。TWはミネソタ州にあるTwin Cities Army Ammunition Plant、WCCはイリノイ州のWestern Cartridge Companyです。

ちょっと見にくいですけどTW 53が2個。だいぶ古い1953年製です

 Twin Cities Army Ammunition PlantはLake Cityと同じく1941年に設立され、当初はTwin Cities Ordnance Plantという名前でした。1946年にTwin Cities Arsenalに改名され、さらに1963年に現在の名称に変更されています。この弾が作られたのは1953年なのでTwin Cities Arsenal時代ですね。

ひとつだけ違っていたWCC 06。これまででは一番新しい2006年製です

 Western Cartridge Companyの設立はかなり古くて19世紀末の1898年。1944年に設立されたOlin Corporationという会社の前身で、現在は子会社となっています。会社は古いですがこの薬莢は2006年と新しめです。

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