まったく不満のないパフォーマンス
OSはAndroid 8.1+EMUI 8.2。EMUIとは、ファーウェイ独自のユーザーインターフェース。初期設定のホーム画面はアプリ一覧を兼ねるが、ホーム画面とアプリ一覧(ドロワー画面)を分ける標準的なAndroidに近いパターンにも変更できる。
画面の下に表示されるナビゲーションボタンの表示を変えたり、片手で操作しやすい画面表示に変えたり、自分なりにカスタマイズできる機能も充実している。3本の指で画面をなぞってスクリーンショットが撮れて、その画像をすぐに編集したり共有できる機能も便利だ。
スペックは先述のように、SoCにAIの処理に特化したプロセッサーを内蔵する「Kirin 970」を採用している。2.36GHz×4コア+1.8GHz×4コアのオクタコアCPUで、メモリーは4GB。軽快に操作でき、動作性に不満を感じることはない。
内蔵バッテリーは3750mAhと大容量で、筆者がカメラの使い勝手をチェックして、写真や動画を撮りまくった日でも、電池は持ちこたえた。なので、普段使いで電池残量がピンチになることは少ないだろう。
背面に指紋センサーを搭載しているほか、顔認証にも対応。両方を併用できるので、端末を机に置いていても、暗い場所でもスムーズにアンロックできる。
【まとめ】コスパを考えると、5万円台はむしろ安い!
SIMフリースマホの売れ筋は3万円台と言われる。5万9184円(税込)は高く感じるかもしれないが、スペックや機能を知れば、納得できる価格設定だ。とりわけ、今秋は10万円を超えるモデルが続々とリリースされているので、むしろ、安いと思えるかもしれない。HUAWEI nova 3は、ミドルクラスのスマホからワンランクアップしたい人、とくにカメラ性能を重視する人におすすめしたいモデルだ。
ファーウェイ「HUAWEI nova 3」の主なスペック | |
---|---|
ディスプレー | 約6.3型液晶(19.5:9) |
画面解像度 | 1080×2340ドット |
サイズ | 約73.7×157×7.3mm |
重量 | 約166g |
CPU | HUAWEI Kirin 970 2.36GHz×4+1.8GHz×4(オクタコア) |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大256GB) |
OS | Android 8.1(+EMUI8.2) |
対応バンド | LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/17 /18/19/26/28/38/40/41 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
DSDS | ○(DSDV) |
無線LAN | IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4/5GHz) |
カメラ画素数 | リア:約1600万画素(F値1.8、RGB) +約2400万画素(F値1.8、モノクロ) /イン:約2400万画素+約200万画素 |
バッテリー容量 | 3750mAh(急速充電 9V/2A対応) |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
SIM | nanoSIM×2 |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | アイリスパープル、ブラック |
![](/img/blank.gif)
この連載の記事
-
第486回
スマホ
折りたたみなのに薄い! 高性能で薄型軽量ボディーのvivo「X Fold Pro」 -
第485回
スマホ
デザイン優秀でおサイフ対応の「Nothing Phone(2a)」が5万円以下なのは間違いなく買い! -
第484回
スマホ
ハイネケンがSNS不可な世界一退屈なケータイを発売! デジタルデトックスに最適だ! -
第483回
スマホ
カメラスマホ「nubia Z60 Ultra」は35mmカメラで歪まず撮影が楽しい -
第482回
スマホ
6万4000円の低価格折りたたみスマホ「Blackview Hero 10」は普段使いなら問題ナシで使いやすい -
第481回
スマホ
「ROG Phone 8 Pro」は性能が良いにもほどがある! 日常使いもゲーミング機能も超充実 -
第480回
スマホ
強力なAI機能を備える「Pixel 8a」、1万円の値上がりもコスパは健在 -
第479回
スマホ
祝日本上陸! ライカカメラ搭載「Xiaomi 14 Ultra」ならエモい写真が撮り放題だ -
第478回
スマホ
「Zenfone 11 Ultra」は大型化路線! それは多くのニーズを満たすスマホへの進化 -
第477回
スマホ
ゲーミングスマホの領域を超えた! カメラ性能も大幅強化のASUS「ROG Phone 8」 海外版を一足先にチェック! -
第476回
スマホ
ライカカメラらしい撮影がさらに磨かれた! 「LEITZ PHONE」が3になって再び登場 - この連載の一覧へ