このページの本文へ

4月13日いよいよ公開! 「パシフィック・リム:アップライジング」

スコット・イーストウッドさんインタビュー「僕が初めてゴジラを観た興奮をパシリムで今の子供たちに」

2018年04月10日 17時00分更新

文● 八尋/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「パシフィック・リム︓アップライジング」ネイトを演じるスコット・イーストウッドさんにインタビュー

 4月13日に、映画「パシフィック・リム:アップライジング」が公開される。前作のギレルモ・デル・トロ監督は製作として引き続き参加し、新たにスティーヴン・S・デナイト監督がメガホンを取る。

イェーガーもKAIJUもグレードアップ
人間ドラマにも注目

東京でのイェーガーとKAIJUのバトルはスピード感があって迫力満点

 前作から10年後が舞台の本作。公開に先駆けて鑑賞させてもらったが、登場する人型兵器「イェーガー」も巨大生命体「KAIJU」もグレードアップしており、ド迫力の戦闘シーンが楽しめた。予告編でも登場したが、東京でのイェーガーとKAIJUの戦いはスピード感があり、縦横無尽に駆け巡るイェーガーにテンションが上がる。新たに登場するKAIJUの「こんなん目の前に現れたら心臓止まるわ!」と思えるくらいの姿にも圧倒されてしまった。

 また、本作の見どころは、アクションだけではない。登場人物たちの人間関係の描き方もよかった。この先KAIJUがやってきたときにこの人たちはうまくやっていけるのだろうか……とハラハラしてしまう。特に、ライバル関係ながらともに「ジプシー・アベンジャー」に搭乗するジェイク・ペントコスト(ジョン・ボイエガ)とネイト・ネバーランド(スコット・イーストウッド)の、互いに認めてるけどそれはお互い感じ取られたくない……というような距離感が絶妙。

絶妙な人間関係の登場人物の動向にも注目

 ジェイクとの⼈間関係で挙げるとすれば、菊地 凛⼦演じる森マコも同様。デキる姉に劣等感を持ちながらも、絶大な信頼と家族の絆を感じているジェイクと、地下社会でへまをやらかして何度も自分を頼ってきた弟に対して、呆れつつも愛情をもって接する森マコの関係性の深さもいいなと感じた。

 そのほか、前作から引き続き登場するドタバタ科学者コンビのニュートン(チャーリー・デイ)とハーマン(バーン・ゴーマン)の関係・友情も要注目。「パシフィック・リム:アップライジング」は、イェーガーやKAIJUだけでなく、人間同士のドラマもグレードアップしているのだ。

 今回、ジェイクとともに「ジプシー・アベンジャー」に搭乗するネイト・ネバーランドを演じるスコット・イーストウッドさんに直接インタビューをできたので紹介する。

ネイト・ネバーランド

自分が10代のときにゴジラに興奮したように、今の子供たちにも「パシフィック・リム:アップライジング」にワクワクしてほしい

スコット・イーストウッドさん

ーー「パシフィック・リム」は前作も好きなんですけど、本作「パシフィック・リム:アップライジング」も違った面白さがあってとても楽しめました。スコットさんにとって前作はどんな作品でしたか? また、今作に出演するにあたってどんなお気持ちでしたか?

スコット・イーストウッドさん(以下、スコット):前作のパシフィックリムは大好きで、楽しみながら観たよ。デルトロ監督の造り上げた世界観は一風変わっていてチャーミングだよね。今回、「パシフィック・リム:アップライジング」に関われるのも楽しみだったんだ。前作の方がシリアスな感じだったけど、語弊があるかもしれないけど今作は軽妙なところがあって、それがうまくいっていたかなと思ってるよ。

ーーネイトとはどういった人物だと思いますか?

スコット:ネイトのような厳しさは自分にはない部分かな。結構普段からリラックスしているほうだから(笑)。でも、彼と一緒で僕もパイロットだからそこらへんはすっと入れたよ。また、妹がいるから、下の世代からはメンターであるというのは分かったかな。

部下に厳しく真面目な性格のネイト

ーージェイクとネイトはライバル関係であり、決して仲がいいわけではないけど、一緒に搭乗する相方でもあります。ジェイクとはどういう人間だと思いますか?

スコット:そうだね……。ジェイクにとって父親は乗り越えていかなくてはいけない存在であり、見捨てられたという気持ちが強いと思う。それはよくわかるね。ジェイクはそんな状況から逃げ出したいと思って、実際に逃げ出すのだけど、その感じをジョンは見事に表現していると思うよ。

ネイトとジェイクはライバル関係で、一緒にジプシー・アベンジャーに搭乗する相方でもある

「ジプシー・アベンジャー」に搭乗するジェイクとネイト

ーージェイクはネイトのことを、ネイトはジェイクのことをどういう人間だととらえていたと思いますか?

スコット:ジェイクはネイトのことをルールや掟から外れない人だと思っていて、おそらくネイトもジェイクの歩んだ道(除隊して逃げ出したこと)は一歩間違えればありえたなと感じていると思うんだよね。

ーー今作は小道具からイェーガーの中など世界観がしっかりした作品なので、撮影のセットでテンションが上がったのかなと思うんですが、撮影してて一番楽しかったシーンを教えてください。

スコット:本作で作り上げられたセットはすごかったよ。役者みんな「すげー!」っていう感じだったからね。それほど美しくて実際に物理的に作り上げたセットが巨大だったんだ。個人的には化学的な要素がすごくいいなと思ったね。ラボのシーンはすごく興奮したよ。

ーー本作は前作から引き続きゴジラなど日本の特撮が好きな人が興奮する要素があったともうのですが、スコットさんは日本の特撮の思い出はありますか?

スコット:10歳のころに、ゴジラ対モスラを観たんだ。驚きの体験で、それ以来その世界観が大好きになったよ。それからキングコングやゴジラの大ファンになったんだ。

ーー本作も、小さい頃のスコットさんのように子供に影響を及ぼす作品だと思います。

スコット:それが一番ワクワクするよ! 僕の小さいころと同じように興奮してほしいね。

ーー私はゲームが好きなので、本作を観ていてイェーガーをゲームの世界で操縦してみたいなと思ったのですが、スコットさんはゲームはお好きですか?

スコット:僕もゲーマーだからそう思うよ!  イェーガーに乗ってKAIJUと戦うパシリムのゲームがあったら、世界最高のゲームになるよ! 小さいときは任天堂のゲームが好きだったね。「ゼルダの伝説」とか、「マリオブラザーズ」とか。最近は「Halo」シリーズとかFPSのゲームをよく遊ぶね。最近でいうと「フォートナイト」は結構イケてると思うよ!

ーーありがとうございました。

作品情報
タイトル:パシフィック・リム:アップライジング
公開日:4月13日(金)全国超拡大ロードショー
監督:スティーヴン・S・デナイト
脚本:エミリー・カーマイケル、スティーヴン・S・デナイト、T・S・ノーリン、キラ・スナイダー
キャスト:ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、ジン・ティエン、ケイリー・スピーニー、菊地 凛子、新田 真剣佑、バーン・ゴーマン、アドリア・アルホナ、チャーリー・デイほか

 

■関連サイト

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ