オリンパス、富士、キヤノン……この秋の最新ミラーレス一眼3機種を徹底チェック! 第1回
オリンパス「OM-D E-M10 Mark III」で車の光跡などの高度な撮影を簡単に
2017年10月24日 12時00分更新
高度な撮影を初心者でも楽しめる
![「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」の42mm側。絞り開放(F5.6)でオート撮影。フォーサーズのフォーマットだと思ったよりもボケない。その分しっかりとピントが合い、コントロールしやすい分個人的には好みのフォーマットだ 「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」の42mm側。絞り開放(F5.6)でオート撮影。フォーサーズのフォーマットだと思ったよりもボケない。その分しっかりとピントが合い、コントロールしやすい分個人的には好みのフォーマットだ](/img/2017/10/24/1096817/l/6c8e233e6d66d7c6.jpg)
「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」の42mm側。絞り開放(F5.6)でオート撮影。フォーサーズのフォーマットだと思ったよりもボケない。その分しっかりとピントが合い、コントロールしやすい分個人的には好みのフォーマットだ
![「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」の42mm側。絞りF8.0。広角側は20cm、望遠側は25cmまでピントが合うのでまだまだ寄れる。ハイライト側の階調はちょっと狭く、APS-Cサイズやフルサイズのデジカメに慣れた人だと階調の狭さが気になるかもしれない。オリンパスのフォーサーズは絵作りの方向性がコンデジに近く、シャープネス高めのカリッとした絵作りに良さがある 「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」の42mm側。絞りF8.0。広角側は20cm、望遠側は25cmまでピントが合うのでまだまだ寄れる。ハイライト側の階調はちょっと狭く、APS-Cサイズやフルサイズのデジカメに慣れた人だと階調の狭さが気になるかもしれない。オリンパスのフォーサーズは絵作りの方向性がコンデジに近く、シャープネス高めのカリッとした絵作りに良さがある](/img/2017/10/24/1096818/l/da6e8c25e2a82542.jpg)
「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」の42mm側。絞りF8.0。広角側は20cm、望遠側は25cmまでピントが合うのでまだまだ寄れる。ハイライト側の階調はちょっと狭く、APS-Cサイズやフルサイズのデジカメに慣れた人だと階調の狭さが気になるかもしれない。オリンパスのフォーサーズは絵作りの方向性がコンデジに近く、シャープネス高めのカリッとした表現によさがある
![「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」150mm側。絞りF5.6。最短撮影距離はズーム全域で0.9m。300mm相当で90cmまで寄れるというのはかなりすごい。近づくと被写界深度が浅くなるので、撮像素子の大きなフォーマットではすぐにピントが浅くなって肝心な部分がぼけてしまうが、フォーサーズなら多少はよくなる 「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」150mm側。絞りF5.6。最短撮影距離はズーム全域で0.9m。300mm相当で90cmまで寄れるというのはかなりすごい。近づくと被写界深度が浅くなるので、撮像素子の大きなフォーマットではすぐにピントが浅くなって肝心な部分がぼけてしまうが、フォーサーズなら多少はよくなる](/img/2017/10/24/1096819/l/eff6b8c8b7def180.jpg)
「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」150mm側。絞りF5.6。最短撮影距離はズーム全域で0.9m。300mm相当で90cmまで寄れるというのはかなりすごい。近づくと被写界深度が浅くなるので、撮像素子の大きなフォーマットではすぐにピントが浅くなって肝心な部分がぼけてしまうが、フォーサーズなら多少はよくなる
従来機(E-M10 Mark II)からの変更点は、画像処理エンジンがバージョンアップしたことで高感度での画質がワンランク向上した点と、インターフェースがデジカメ初心者に優しくなったこと。
MarkIIを持っている人がすぐに買い替えを考えるほどの変化ではないが、インターフェースの改良によって、今までは備わってはいても使い方が理解しにくくて使わず終いだった機能に簡単にアクセスできるようになった点は評価できる。
タイムラプスや静音撮影、デジタルシフト補正などの撮影テクニックに分類されるような機能はMarkIIでも搭載はされていても、使うためにそれなりの理解が必要だったため、E-M10のターゲットになっているエントリーユーザーでは宝の持ち腐れ状態になっている可能性が高かった。
E-M10 Mark IIIでの改良により、比較的簡単にアクセスできるようになって、より写真を楽しめる機会が増えたと思える。わずかな改良点だが、大きな進化といえるだろう。
写真を撮る道具の手がかりとして選べば、より楽しみ方を増やせるデジカメになっている。
次回は富士フイルムのコンパクトミラーレス一眼「X-E3」を紹介する。
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