前回は、Nさん宅にやってきた新しい家族、白くてふわふわでノルウェージャンフォレストな子猫にフォーカスしてお届けしたわけだが、気になるのは先住猫「小梅」(以下、飼い主の呼び方に合わせて「梅」と略す)だ。
一般的に、新しい猫がやってきたら古くからいる猫は面白くない。猫は縄張り意識が強いので、縄張りに入ってきた闖入者には容赦ないのだ。
でも、子猫の「菊正宗」(飼い主の呼び方に合わせて「菊」と略す)はそんなことおかまいなしに、「遊んで遊んで」と梅に近寄っていくのである。
私が訪問したとき、梅は「知らないヤツが来た」ってんでテレビ台の後ろに隠れてたのである。そこがお気に入りの隠れ場所らしい。
で、菊はもちろん梅がそこにいるのは知っているので、遊んで欲しいな、と入っていくのである。
さあどうなるか。期待してカメラを構えてじっと待つ。
シャーッ。猫好きにはおなじみ、威嚇声と威嚇顔である。
そして隠れ家から出てきた梅は、お気に入りのキャットタワーの上に飛び乗るのであった。
菊はまだここには来られないからね。
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