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連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」

IT市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 4月11日~4月17日分

「10年以内に人工知能が仕事をサポートする」が約4割、ほか

2016年04月19日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 本連載「ざっくり知っておきたいIT業界データ」では、調査会社などが先週1週間に発表したIT市場予測やユーザー動向などのデータを、それぞれ3行にまとめてお伝えしています。

■クライアント仮想化の投資対効果(ROI)は400%超(4/11、IDC Japan)
・2012年以降の3年間ROIは400%超と高いことが実証された
・ワークスタイル変革に取り組む導入企業のほうがより高いROI
・ワークスタイル変革に取り組む企業の場合、投資回収期間は9.7カ月

 国内の導入企業調査。ベネフィットの内訳を見ると、企業自身やIT管理者よりもまず、エンドユーザーが生産性向上や業務効率化の高いベネフィットを享受できる。

ワークスタイル変革に取り組んでいるクライアント仮想化導入企業でのROI等推計値

■情報漏洩を防止する「データセキュリティ」への意識調査(4/11、デル)
・4分の3近くが、データセキュリティは自社経営陣にとって「優先事項」と回答
・ただし実際のソリューション強化は「コスト」が要因となり腰が重い
・データセキュリティを「費用と時間のかかる重荷」とした回答者は69%

 5カ国(日米印仏独)の中規模企業IT意思決定者を対象とした調査。モバイル/クラウド利用でデータが企業の「外」に動くようになった時代、データそのものを堅牢化する暗号化などへの注目がさらに高まる。

データセキュリティへの懸念がモビリティの進捗を阻害している(出典:デル)

■国内の「人工知能」に対する意識調査(4/12、ガートナー)
・「10年以内に人工知能は自分たちの仕事を奪う」は10.5%
・対して「10年以内に人工知能は自分たちをサポートする」が44.1%
・「人工知能やロボットに関する技術スキルを獲得したい」が41.3%

 国内ユーザー企業のITリーダーに対する調査。人工知能ブームの中では「人間の仕事が奪われる!」といった煽り記事もよく見られたが、調査結果を見ると技術革新を前向きに捉え、うまく業務活用していきたいとする姿勢が強く感じられる。

回答者の過半数が、人工知能は10年以内に自分の仕事に何らかの影響を与えると考えている

■国内エンタープライズストレージ市場、2015年の実績(4/12、IDC Japan)
・売上額はおよそ2720億円、前年比で+7.0%の伸び
・ODMベンダーが約119億円、売上全体の4.4%を占める
・仮想化、クラウド環境向けで需要拡大、オールフラッシュも本格的成長へ

 メインフレーム向け、オープンシステム(UNIX、Windows、Linuxなど)向けを含む調査。x86サーバーの動向と同様に、ODMベンダーが徐々に拡大。今後はフラッシュストレージの拡大、SDSの影響による外付け/内蔵の比率が変化など、大きな市場変化が見られるようになるかもしれない。

国内エンタープライズストレージシステム 売上額の推移(2010~2015年)

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