SSDへのシステム移行の際は
iPhoneのバックアップ先も変更
最後に、容量の少ないSSDへ移行する際に使うと便利なテクニックを2つ紹介しよう。まずは「マイドキュメント」や「マイピクチャ」といったホームフォルダー直下にあるフォルダを別ドライブに移しつつも、エクスプローラーの「マイドキュメント」や「マイピクチャ」から一発で開けるようにする、というもの。
データ保存用のDドライブなどに専用フォルダーを作って運用するよりも、ちょっとだけ玄人っぽい使い方ができる。
画面が戻ったらフォルダーのパスが書き換わっているはずだ。この状態で「OK」をクリックすると右画面のようなメッセージが出るので「はい」をクリック。マイドキュメント内に入っていたデータが新たに指定した場所に自動的にコピーされる
iPhoneユーザーの場合は「iTunes」が作成するiPhoneのバックアップデータもストレージ容量をギガバイト単位で消費する原因となる。SSDの容量が足りなくなりそうなら、これもDドライブなどに逃がしてしまうのが得策だ。
マイドキュメントはシステム側で移行策が用意されているが、iTunesのバックアップ先変更はコマンドプロンプト操作が必須。作業時際しては必ずiPhoneの最新のバックアップをとっておくことと、可能ならばiCloudにもバックアップを確保しておこう。
- mklink /d "C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup" "D:\iPhoneBackup"
旧PCも延命策次第で現役レベルに生まれ変わる
3回に渡ってSandy Bridge世代のPCの延命作業を行なったきた。HDDからSSDへと移行したことで、レスポンスが何もかも軽やかに変化したこと。そして、冷却ファンを徹底的に掃除し、グラボや電源ユニットを静音性の高いものに交換したことで、動作中のノイズも十分体感できる程度に減らすことができた。
PCが遅いと感じたら買い換えられるのがベストだが、今回のようにCPUが十分パワフルならば、足回りのパーツを最新のものにするだけで見違えるように速くなる。机の下に埋もれているマシンも、これを機会に掃除して延命という名の魔改造をしてみてはどうだろう。
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