小さい端末もハイスペックの時代
大きさは好みの問題だ
スマホの大型化が進む一方、コンパクトなモデルもいくつか登場している。人気なのはドコモの「Xperia Z5 Compact」だが、その対抗馬として今回チョイスしたのが、同じくドコモの「AQUOS Compact SH-02H」だ。また、auの「AQUOS SERIE mini SHV33」とソフトバンクの「AQUOS Xx2 mini」も同様のスペックなので参考になるだろう。差としてはキャリアアプリくらいだ。
おなじみの三辺狭額縁仕様でコンパクト
「AQUOS Compact SH-02H」は、シャープ独自の三辺狭額縁仕様「EDGEST」を採用しており、サイズは66×126×8.9mm(最厚部9m)と、4.7型ディスプレーを採用しながら、4.2~4.3型クラスのサイズを実現している。重量は約120gと軽く、ディスプレーのみを握っているかのように思えてしまうのも、ここ最近のAQUOSシリーズの面白いところだ。
本体を見ると、アウトカメラ以外はフルフラット仕様になっている。またスペース的な問題から、スピーカーは本体前面下部にあり、インカメラも同様のレイアウトだ。これは「EDGEST」の関係で、インカメラを上部に配置できないため、インカメラ使用時には本体を逆さにするようアナウンスが表示される。
本体に用意された独自機能としては「グリップマジック」がある。本体両側面下部にセンサーが用意されており、本体を持つとスリープ解除や着信確認、なぞることでスクリーンショットが実行できる。残念な部分は生体認証がないことだが、この点は今後に期待しておきたい。
他のスマホと大きく異なる部分は、やはりディスプレーだ。スマホのディスプレーは60Hzのパネル(秒間60コマ)を採用しているが、AQUOS Compact SH-02Hは120Hzに対応するハイスピードIGZOで、動画視聴やスクロール時に、やたらとヌメヌメと動く。しばらく眺めていると、いつものスマホとの差がよくわかるので、店頭でチェックしてほしい。
またバックライトはS-PureLEDに変更されており、数モデル前の、色がビミョーなAQUOSではなくなっている。後述するカメラ性能と合わせて、実機チェックが重要な部分だ。
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