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約40人の熱心なTHETAユーザーが参加

THETA開発秘話も! 『ASCII THETA部』東京ユーザーイベント詳細レポート

2015年11月05日 11時00分更新

文● 松野/ASCII.jp

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全天球撮影が可能なデジタルカメラ『RICOH THETA』の活用を追求するコミュニティー『ASCII THETA部』の第1回ユーザーイベントが開催

 10月31日、リコーの全天球カメラ『RICOH THETA』の活用を追求するコミュニティー『ASCII THETA部』の第1回ユーザーイベント『THETA部の集い in 東京』が開催された。会場には約40人の熱心なRICOH THETA(以下、THETA)ユーザーが集まり、開発者の話を直接伺える貴重な機会となった。

「フレームの外側に面白い発見がある」

 第一部トークセッションには、週刊アスキー編集長の宮野友彦、角川アスキー総合研究所 主席研究員の遠藤諭に加え、THETAの開発に携わった株式会社リコー VR事業室長の野口 智弘氏がゲストとして登壇した。

株式会社リコー VR事業室長の野口 智弘氏(中央)もゲスト参加

野口氏は「GR」シリーズに開発当初から携わっており、「ミスターGR」としても知られる

 まずTHETA開発のきっかけについて、野口氏は「一言で言うと、フレームの外に面白い発見や情報がたくさんあるのでは、というのがコンセプト。シャッタータイミングやフレーミングは普通の写真の基本だが、それを360度ぐるっと撮ってしまうことで、意外と面白いものが背面に写っていたり、その場の空気感まで記録しておくことができる」と語った。

週刊アスキー編集長の宮野友彦(左)と野口氏

 一方、宮野は、最初にイベントで展示されたTHETAの試作機について言及。「最初は今よりサイズがだいぶ大きく、持ち歩けそうになかったので、これをどう売るのかと気になっていた」とコメントした。野口氏は「コンセプトの段階では大きな筐体も考えていたが、カメラをいくつも使って360度撮影できる装置は既にあるので、可能な限りコンパクトに、誰でも撮影が楽しめるものを製品化した」とした。

 『THETA S』で大きくスペックが高まった理由について野口氏は、「発表当時から『面白いんだけどもっと画質を上げたい』という声が多く、ある意味でやるべきことはハッキリしていた。基準としては、スマートフォンのカメラの画質を見慣れている方がほとんどなので、そこに近づけようと。『360度だし、すごい広角だし……』という作り手側の事情もあったが(笑)、まずはお客様の声に応えましょうということで努力した」と語った。

角川アスキー総合研究所 主席研究員の遠藤諭

 遠藤は「THETAを購入した人の中には、『世界を記述する』というか、『世界を全部写し取りたい』という欲望を持っている人がいると思う。そういう人は解像度ももっと求めるし、将来的には色域をぐっと広げたりとか、あらゆる可能性がある」と語った。野口氏は「こちらから使い方を提案しなくても、使っている人達がイマジネーションを広げて使ってくれている。そういうものを見ているのが楽しい」とコメント。遠藤は「想像力を刺激する意味でも、THETAは新しい領域を開いていると思う」と語った。

 THETAの特徴的なシャッター音についても話が及び、野口氏は「シュッと光が入ってくるようなイメージの音。ユーザーの方から『シャッター音を消せるようにしてくれ』というご要望をいただくことがあるが、元々あまりカメラに見えない筐体なので、さすがにシャッター音まで消してしまうと、トラブルの元になりそうで怖い」と語った。

実際の作例紹介も

遠藤が香港で撮影した写真。映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』に登場した高層住宅

 トークセッションの後半では、遠藤や宮野が撮影したTHETAの写真・動画を紹介。映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』に登場した香港の高層住宅の写真や、自転車に装着して街を走っている動画など、ユニークな作例で会場を盛り上げた。

THETAを愛用するライターの中山智氏の作例も紹介。マチュピチュを撮影した360度動画(右)では、「3Dゲームの画面のよう」という声が上がった

 野口氏は自身でもTHETAを持ち歩き、毎日のように撮影をしているそうで、撮ると面白いスポットとして「植木の中」を挙げると、宮野、遠藤も共感。遠藤は「狭いところが意外に面白い」と語った。ちなみに、これまで実際に使用されたユニークな例としては、大学の研究者がウミガメの甲羅の上にTHETAを装着し、海中を撮影しているという。

THETAの写真・動画とVRデバイスの連携も! 体験コーナーを実施

第2部ではアスキー編集部 VRアダルティストのハッチ(右)が登場し、VRデバイスを活用してTHETAの写真・動画を閲覧する方法について語った

 第2部では、THETAの写真・動画を『Oculus Rift』などのVRヘッドマウントディスプレーで活用する方法についてのセッションを実施。アスキー編集部 VRアダルティストのハッチがTHETAと連携可能なVRデバイスやアプリを紹介したほか、実際にOculus RiftやGear VRを使った体験コーナーを設置。後半ではリコーのTHETA開発スタッフや参加者との懇親会が開かれるなど、貴重な機会となった。

実際にVRデバイスを体験できるコーナーも設置。VRの臨場感に驚くユーザーも多かった

参加したユーザーの中には、カスタムした自分のTHETAを持ち込む人も。他の参加者やリコーの開発スタッフとなごやかに意見を交わしていた

イベント終了前にはTHETAがデザインされた限定トートバッグを賭けてのじゃんけん大会を実施

大阪イベントは11月14日開催、参加者受付中

 なお、ASCII THETA部は、大阪・通天閣で第2回ユーザーイベントを11月14日に開催する。 専用の応募フォームから参加応募を受け付けているので、『ASCII THETA部』Facebookページから応募しよう。

ASCII主催ユーザー参加イベント
「THETA部の集い in 大阪」

【開催日時】2015年11月14日(土) 13時30分開場、14時開始、16時30分終了予定
【開催場所】通天閣
(大阪府大阪市浪速区恵美須東一丁目18-6)
【開催内容】
第1部:撮影会「THETAで全天球イメージを撮りまくるのだっ」
    THETAを使って自由に写真や動画を撮影!
第2部:作品発表会&トークステージ「みんなで撮った、全天球イメージを楽しもう」
    THETAで撮影した動画や写真を視聴しながらのトーク
第3部:懇親会&VR体験会

【出演予定】
株式会社リコー 朝夷隆晴様
週刊アスキー編集長 宮野友彦
角川アスキー総合研究所 主席研究員 遠藤諭
週刊アスキー編集部 つばさ
週刊アスキー編集部 ハッチほか

大阪開催用応募ページはこちらから

※イベント内容ならびに出演者は変更になる場合があります。

ASCII THETA部 Facebookページ

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