ソニーは2015年度第1四半期の連結決算を発表し、約969億円の営業利益となったことを明かした。第1四半期の決算としては過去最高益。
好調だったのは主にPS4などに代表される「ゲーム&ネットワークサービス」(195億円の黒字)、デジタルカメラ「α」シリーズなどの「イメージング・プロダクツ&ソリューション」(213億円の黒字)、スマートフォン向けカメラセンサーなどの「デバイス」(303億円の黒字)、音楽(318億円の黒字)、金融(460億円の黒字)。ゲーム、デバイス、音楽はそれぞれ前年同期と比べて151億円、188億円、201億円と、大幅に増益している。
中でもデバイス事業に関しては、モバイル機器向けイメージセンサーの需要増加、また為替の影響などにより、通期でも1210億円の営業利益を計上できる見込み(7月時点)だとしており、売上高を200億円上方修正した。
一方でXperiaシリーズなどをふくむ「モバイル・コミュニケーション」分野は前年同期の16億円の赤字から、229億円の赤字となり、損失が拡大した。同分野では通期での売上高を1200億円、営業利益を210億円下方修正して600億円のマイナスとした(7月時点)ものの、2015年通期の連結決算は3200億円の営業利益、7兆9000億円の売上高を見込む。