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夏のベストセレクション2015 第11回

ライター石井英男がオススメ

ゲーマー垂涎のハイエンドビデオカード「GV-N98TG1 GAMING-6GD」

2015年07月26日 12時00分更新

文● 石井英男 編集●ASCII.jp

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 2015年の夏はこれを買えば間違いなし! 旬のデジギアやおススメ製品をASCII.jpの編集者/ライターが紹介します。
 毎日使いたいスマホやハイレゾヘッドホン、この機会に買い換えたい周辺機器と自作PCパーツ、さらにASCII.jpとしては外せないPCとジャンクフードもバッチリ押さえてます! 記事一覧はこちら

GV-N98TG1は、台湾・GIGABYTEの製品。GIGABYTEは、高性能なマザーボードやビデオカードのベンダーとして古くから人気があり、製品の信頼性も高い

リファレンスとは異なる独自デザインで高クロック動作

 最新のPCゲームを快適に遊びたいというコアゲーマーにとって、CPUよりも気になるのが、ビデオカードの動向であろう。PC向けGPU市場がNVIDIAとAMDの2強になって久しいが、2社が激しく競い合い、年々GPU性能はハイペースで向上している。そこで、今夏、ビデオカードを買い替えたいという人にオススメのハイエンドビデオカード「GV-N98TG1 GAMING-6GD」(以下、GV-N98TG1)を紹介したい。

 GV-N98TG1は、GPUとして「GeForce GTX 980Ti」を搭載したハイエンドビデオカードである。GeForce GTX 980 Tiは、NVIDIAから2015年6月1日に発表されたMaxellアーキテクチャ採用の最新GPUであり、GTX 900ファミリーの最上位となるハイエンド製品だ(さらに上位としてGeForce GTX TITAN Xという製品もあるが、TITAN XはGTX 900ファミリーではなく、純粋なゲーム用途とはやや異なる)。

GV-N98TG1の前面。独自デザインで3連ファンを搭載

GV-N98TG1の背面。カード長は295mmで、リファレンスデザインよりも30mm近く長い

 GTX 980 Ti搭載ビデオカードは、他社からも発売されているが、その多くはNVIDIAのリファレンスデザインに基づいたものである。それに対し、GV-N98TG1は、リファレンスデザインではなく、独自のデザインを採用していることが特徴だ。

 リファレンスデザインとの最大の違いは、冷却機構にある。リファレンスデザインのファンは1基だが、GV-N98TG1は、3基のファンによる「WINDFORCE 3X 600W cooling system」と名付けられた冷却機構を搭載。600WクラスのTDP(Thermal Design Power/熱設計電力)まで対応可能だという。GTX 980TiのTDPは250Wであり、十分すぎるほどの冷却能力を持つ。

GV-N98TG1の上面。SLIコネクタ×2とPCI Express補助電源8ピンコネクタ×2を備える

GV-N98TG1のブラケット部。インターフェースとして、DisplayPort×3、HDMI、DVI-I、DVI-Dが用意されている

 GV-N98TG1はその高い冷却能力を活かして、GPUのベースクロックとブーストクロックがリファレンスデザインよりも高く設定されている。リファレンスのベースクロックは1000MHz、ブーストクロックは1075MHzだが、GV-N98TG1では、ベースクロックが1152MHz、ブーストクロックが1241MHzと、それぞれ15%ほど高く設定されている。

 また、専用ユーティリティの「OC Guru II」を利用することで、さらにGPUクロックを引き上げることができる。OC Guru IIでは、手動で細かくGPUクロックやメモリクロック、コア電圧を変更することもできるが、出荷時設定の「DEFALUT」以外に「OC」モードと「ECO」モードが用意されており、ワンタッチで変更が可能だ。

デフォルトでは、ベースクロック1152MHz、ブーストクロック1241MHzに設定されている

OCモードではさらにクロックが向上し、ベースクロック1190MHz、ブーストクロック1279MHzになる

ECOモードでは、デフォルトよりクロックが下がり、ベースクロック1062MHz、ブーストクロック1151MHzとなる

 OCモードでは、さらにクロックが向上し、ベースクロックが1190MHz、ブーストクロックが1279MHzになる。ECOモードは、デフォルトよりクロックが低くなるが、それでもベースクロック1062MHz、ブーストクロック1151MHzであり、リファレンスよりも高い。

 カード長は295mmで、リファレンスデザインよりも30mm近く長い。リファレンスデザインと同じく、2スロットを占有する。また、PCI Express補助電源コネクタの仕様もリファレンスデザインとは異なり、8ピン×2という仕様になっている(リファレンスでは8ピン+6ピン)。

 インターフェースとして、DisplayPort×3、HDMI、DVI-I、DVI-Dが用意されており、最大4画面同時出力が可能だ。搭載ビデオメモリも6GBと大容量である。

ファンの騒音も小さく、低負荷時にはファンの回転が停止する

 それでは実際に、GV-N98TG1の性能や動作時の騒音を検証してみたい。テスト環境は以下に示した通りだ。ベンチマークプログラムとしては、「3DMark」の「Fire Strike Extreme」と「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルドベンチマーク」を利用した。蒼天のイシュガルドベンチマークは、DirectX 11モード、1920×1080ドット/最高品質で計測を行なった。

 結果は下の表に示した通りで、非常に優秀であった。フルHD環境はもちろん、4K環境でも最新ゲームを快適にプレイできるパフォーマンスだ。

GV-N98TG1ベンチマーク結果
DEFAULT OC ECO
3DMark Fire Strike Extreme 6401 6507 6249
ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルドベンチマーク 12067 12112 11787

※蒼天のイシュガルドベンチマークはDirectX 11モード、1920×1080ドット/最高品質で計測


テスト環境

CPU:Intel「Core i3-4130T」(2.9GHz)
マザーボード:ASRock「Z97 Anniversary」(Intel Z97 Express)
メモリー:DDR3-1600 4GB×2
ビデオカード:Radeon HD 5770
システムHDD:Western Digital「WD10EADS」(1TB)
OS:Windows 8.1 Pro Update 64bit

マザーボードにGV-N98TG1を装着したところ

 GV-N98TG1はGPU温度が50℃を下回ると、ファンが停止する仕様になっていることも魅力だ。ファンが停止すると、WINDFORCEロゴの左右にある「SILENT」と「STOP」の文字が点灯するので分かりやすい。

 ファンが停止すると、当然ながら騒音はほぼゼロとなる。3D系アプリケーションを動かさない状態では、ファンが停止することが多かった。また、高い負荷がかかってファンが回転している状態でも、回転数がそれほど高くないため、騒音もあまり気にならないレベルであった。

ファンが停止すると、WINDFORCEロゴの左右にある「SILENT」と「STOP」の文字が点灯する

OC Guru IIを利用すれば、WINDFORCEロゴのLED点灯色を7色から選択できる

WINDFORCEロゴのLED点灯色をそれぞれ青、赤、緑に設定した様子

ハイエンドを買い換えたい人に最適の1枚

 GV-N98TGは、老舗マザーボード/ビデオカードベンダーであるGIGABYTEの独自デザインが魅力のGeForce GTX 980 Ti搭載ビデオカードであり、リファレンスデザインに基づいた他社製品よりも、パフォーマンスや静音性は優れている。

 ハイエンドモデルなので、価格は決して安くはないが、2~3世代前のハイエンドGPU搭載製品を使っていて、そろそろ性能的に不足を感じてきたというユーザーの買い換え用途としても最適であろう。

プロフィール:石井英男

 PC/ITライター歴20年超、秋葉原歴は40年くらいになる。最近は、PC組み立て系の仕事も減ったのだが、小5の娘がPCを組み立ててみたいと言いだしており、夏休みの自由研究としてやらせてみてもいいかなと思っている。

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