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道を教えて20年、いまでは不可欠な人工の星

GPSが20周年、7月17日は「GPSの日」

2015年07月17日 15時09分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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GPS IIF-10(AirForce Space Command)

 米空軍宇宙コマンドとコロラド州は、7月17日でGPSシステムが20周年になったことを発表、記念してコロラド州では7月17日を「GPSの日」とすることを発表した。

 GPS(全地球測位システム)は一昔前はカーナビとして、今ではスマホのユーザーであれば誰もが恩恵を被っている。初期のGPS衛星(ブロック1)は1978年から1985年の間に打ち上げられてコンセプトを実証。そののち、ブロック2と呼ばれる衛星群が順次打ち上げられ、システムとして完全運用されたのは1995年7月17日となる。

アトラスVによるGPS IIF-10の打ち上げ ( AirForce Space Command)

 これらの衛星の多くはコロラド州の航空宇宙産業によって製造され、運用・管理はコロラド州の米空軍宇宙コマンド(シェリーバー空軍基地)によって行なわれている。

 また、7月15日にはケープ・カナベラルよりアトラスVロケットを用い、新GPS衛星(GPS IIF-10)が打ち上げられた。旧世代(ブロック2)の衛星をリプレイスするものだが、2017年以降に打ち上げられる次世代(ブロック3)の運用が始まれば、より高精度な測位が可能となり準天頂衛星システム「みちびき」のような高精度マッピングが期待されている。

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