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4月27日より発売

なんと5万円を切る家庭用3Dプリンター「ダヴィンチ Jr. 1.0」、XYZプリンティング

2015年04月16日 19時29分更新

文● ナカムラ/ASCII.jp

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個人向け3Dプリンターの新製品「ダヴィンチ Jr. 1.0」を発表。

 XYZプリンティングジャパンは4月16日、個人向け3Dプリンターの新製品「ダヴィンチ Jr. 1.0」を発表した。価格は4万9800円で、専用フィラメント(600g)は3280円。4月27日より発売し、4月17日に予約受付を開始する。

 ダヴィンチ Jr. 1.0は「誰もが簡単に楽しめる3Dプリンター」として、ファミリー、学校向けに開発された3Dプリンター。

 XYZprinting,Inc.会長 兼 XYZプリンティングジャパン代表取締役 サイモン シェン氏は、「中国政府も3Dプリンターの重要性を認識している。施策が決まれば速いスピードで学校などに導入されていくだろう」「昨年の出荷台数は3万台ほど。保守的な数字だと思っている」と話した。

発表会にはXYZprinting,Inc.会長 兼 XYZプリンティングジャパン代表取締役 サイモン シェン氏が登場。

 発表会にはXYZプリンティングジャパン ゼネラルマネージャー 吉井宏之氏も出席し、ダヴィンチ Jr. 1.0の概要を説明した。吉井氏は「居住スペースが限られている日本では、小型のダヴィンチJr. 1.0は広く受け入れられるだろう」と話した。

XYZプリンティングジャパン ゼネラルマネージャー 吉井宏之氏。

 ダヴィンチ Jr. 1.0はFFF(熱溶融積層)方式で、ローエンドの3Dプリンターの中でも下位の位置づけだ。筐体サイズは約幅420×奥行き430×高さ380と、従来のダヴィンチシリーズとくらべて約半分に抑えながら、出力サイズは1辺15センチを実現したという。積層ピッチは0.1、0.2、0.3、0.4mm。

ダヴィンチ Jr. 1.0はローエンドの家庭用3Dプリンター。

 フィラメント材質はPLA(ポリ乳酸)樹脂で、印刷ヘッド数はシングルヘッドで、出力色数は1色。オープンリールタイプの専用フィラメントの内部にNFCを内蔵し、フィラメントの種類や残量を確認できる。フィラメントを自動的に搬送するオートフィード機能を備える。本体を購入時に300gのフィラメントを同梱する。フィラメントは最終的に12色を販売する予定で、年内には発売するという。

トウモロコシを原料として、土に埋めると分解されるPLAフィラメントを使用。使用電力も従来機種より70%カットし、地球にやさしい3Dプリンターを謳う。

エクストルーダーがワンプッシュで取り外し可能で、メンテナンスが容易だ。

 対応OSはWindows 7以上、OS X 10.8以上。最大16GBのSDカードに対応するカードスロットを搭載。購入時にドライバーとマニュアルのデータが入った4GBのSDカードが付属する。

ガイドチューブ、国―ニングワイヤー、USBケーブル、SDカード、専用フィラメント(300g)などが付属する。

主な仕様。

ダヴィンチ Jr. 1.0で出力した造形物の例。

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