地面すれすれのアングルから
自撮り棒との組み合わせで高い位置のアングルまで!
では外に出よう。
地面すれすれから撮るときも、しゃがんでカメラを持つ手だけを下に降ろせばいいのがよい。自分は楽な姿勢で、空いている手でスマホの画面を見てればいいのだ。
猫がじっとしててくれてれば、ミニ三脚にのっけて地面に置いちゃってもいい。
ベンチの下に隠れてる猫もこっそり。
光の加減がよかったので、アートフィルターの「ファンタジックフォーカス」でふんわりと撮ってみた。
猫が近づかせてくれないときは望遠レンズの出番。細めの望遠レンズなら、どこが本体でどこがレンズだかわからない、もう単なる黒い筒。この見た目がけっこう好き。
車の下に隠れた猫も、無理に這いつくばって不審者扱いされることなくアップで撮れるのだ(まあ車の脇で右手に筒を持ってしゃがんでる時点で不審だといわれればそうなのだが)。
ああ、かなり警戒してるのが丸わかりですまん。
で、ふと考えた。これだけカメラが小さいのだから、わざわざ手で持つこともないじゃん。
というわけで、自撮り棒に付けてみたのである。
ミニマムなカメラといってもスマホよりは重いわけで、スマホ用の安価な自撮り棒ではなく、三脚メーカーのそれなりにしっかりしたものを選択。
そうするとぐいんとこれだけ伸びるのである。
自撮り棒ならぬ猫撮り棒だ。
そんな自撮り棒+AIRで撮った猫がこちら。
草むらの奥で寝てる猫も、猫撮り棒を伸ばせば狭い葉っぱの隙間から入り込めるのでアップで撮れる。
と、調子に乗ってたら、猫に攻撃された!
まあそういうこともあるさ、猫に攻撃されるなら本望じゃないかってことで、次回は猫撮り棒でもっと遊んでみる。バージョンアップした猫撮り棒もお見せいたします。
大したものではないんだけど、こういう「決まった撮り方なんてないんだよ、自分の撮り方で撮ればいいんだよ」的カメラを手にするといろいろ遊びたくなるよね。
なお、AIRを手にしたみなさま、面白いからといってあまり怪しまれる撮り方はしないでくださいまし。
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老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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