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ベンチマークを中心とした実力評価

シンプルスリムでオフィスの需要を満たす「Vostro3800スリムタワー」 (1/2)

2015年04月15日 07時00分更新

文● エースラッシュ

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 コンパクトでデスクへの設置もしやすい「Vostro 3800スリムタワー」は、デルが法人向けに提供しているスリムタワー型デスクトップPCだ。本体のみで購入できるセパレートタイプであるため、手持ちのディスプレーと組み合わせた使い方もしやすく、既存資産を活かしたい企業や、業務上ディスプレーにこだわりのある現場で採用しやすいモデルとなっている。

「Vostro 3800スリムタワー」

 前回は外見やインターフェースを中心に紹介したが、今回はベンチマークを中心とした実力評価と、カスタマイズについて述べたい。なお、試用機はVostro 3800スリムタワーのラインアップとしては中堅となる、Core i3-4150(3.5GHz)搭載モデルだ。

ビジネスモデルとして必要十分な実力

 「Vostro 3800スリムタワー」試用機の構成は、Core i3-4150に、4GBメモリ、500GB HDDを搭載している。グラフィックス機能はCPU統合のインテルHDグラフィックス440で、ビジネス向けのスタンダードPCとしては標準的な構成といえるだろう。この構成でベンチマークによる性能評価を行ってみた。

 まずWindowsの快適さの指標となる評価プログラム「WinSAT」の実行結果を「Windowsエクスペリエンスインデックス」の項目に合わせて紹介しよう。「プロセッサ」の値が「7.6」、「メモリ」の値が「5.9」、「グラフィックス」の値が「4.8」、「ゲーム用グラフィックス」の値が「5.1」、「プライマリハードディスク」の値が「5.9」となった。

 PCの総合的な力を見る「PCMARK8」の結果は悪くないといったところで、3D処理性能を見る「3DMark」のスコアは低くなっている。グラフィックス機能を特に強化していないビジネスモデルとしては妥当な結果といったところだろう。

PCMARK8

3Dmark

余計なものの入っていないシンプルさが魅力

 「Vostro 3800スリムタワー」を実際に使ってみた感触としては、Windowsの起動やアプリケーションのインストール、起動といった大きな動きで若干もたつきは感じるものの、普通の使い方をしていてストレスを感じるほどではない。事務処理を中心とした作業や、Microsoft Officeをインストールしてのドキュメント作成などを主体とした業務ならば、特に不自由はないだろう。

 アプリケーション類は標準状態ではほぼ最小限のものしかインストールされていないため、業務用として使うためにあまり余計なユーティリティが入っていては困るという場合に都合がよい。外見も内容もシンプルなマシンを探しているのならば、うってつけの選択肢だ。

アプリケーション類は最小限に抑えられていて無駄がない


 

(次ページ、「必要に応じた構成を選択できるラインアップとカスタマイズ」に続く)

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