スタートメニューのカスタマイズ機能は改善
Windows 10で復活したスタートメニューは、Windows 7までのスタートメニューにあるアプリ一覧に加え、右側にアプリタイルが追加された新デザインとなっている。このアプリタイルに登録されたアプリケーションの並びをドラッグ&ドロップで変えることは、Build 9926でもできた。しかし、アプリタイルに新しいアプリケーションを直感的に登録することはできなかった。
エクスプローラーで登録したいファイルを表示し、右クリックメニューで「スタートにピン留め」を選ぶ。もしくは、スタートメニューのアプリ一覧の右クリックメニューで「スタート画面にピン留めする」といった操作が必要だったのだ。
Build 10041では、この点が改善。アプリ一覧からドラッグ&ドロップで、アプリタイルにアプリケーションを登録することが可能となった。
細かい改善点だが、アプリタイルへの登録が分かりやすくなり、カスタマイズが行ないやすくなった。アプリ一覧内のドラッグ&ドロップによるカスタマイズが行なえないなど不満はあるが、Windows 7のスタートメニューの便利さに近づいてきたようだ。
無線LAN設定はWindows 7/8に近いUIに
無線LANの設定画面の表示方法も変わっている。Build 9926では、タスクトレイの無線LANアイコンをクリックすると、「Setting」の設定ウィンドウが表示された。これに対しBuild 10041では、ポップアップが表示されるようになった。
Windows 7やWindows 8で使い慣れた方式に戻ったわけで、Build 9926よりわかりやすく感じる。
仮想デスクトップは直感的な操作が可能に
Windows 10からの新機能である「仮想デスクトップ」も改善される。仮想デスクトップは、「デスクトップ1」「デスクトップ2」「デスクトップ3」と複数のデスクトップを作って切り替える機能。Build 9926では、デスクトップ1で使っているアプリケーションをデスクトップ2に移動するには、「タスクビューアイコン」をクリックして表示されるアプリケーションウィンドウ上で右クリックし、移動先を選ぶ必要があった。操作がまどろっこしいのだ。
これに対しBuild 10041では、ドラッグ&ドロップでアプリケーションのデスクトップ間移動が行なえる。新しいデスクトップの作成を同時に行なう事も可能で、直感的に分かりやすい。仮想デスクトップの機能自体に変わりはないが、使い勝手という点では、やっと分かりやすくなった。