昨今のスマホの使い方において、本来の音声通話機能よりも内蔵のデジタルカメラ機能の方が、日常での登場チャンスは多そうだ。
“写メ”として登場した携帯電話の多機能化競争の1つであるデジタルカメラ機能だが、もはや標準でレンズ交換ができないことを除けば、機能の面でもクオリティーの面でもかなりの満足度を満たしてくれる商品となった。
もうしばらくすると、普通の人達にとって、スマホのカメラ機能とスタンドアローンのデジタルカメラの違いはレンズ交換できるかどうか、という機能面の違いしか感覚的にはなくなってしまう時代がやってくるのかもしれない。
腕時計市場がスマホの普及で、別の世界に市場を求めて大移動していったのと同じように、デジタルカメラの市場も近未来には大きく変動する可能性も大いにあるだろう。
多くのカメラメーカーの市場戦略は、昔も今も、レンズ交換によるユーザーへの多様性の提供とその価値の継承、ロイヤリティーに重点を置いたマーケティング戦略であることに変わりはないようだ。
そんな中、超素人カメラマンの筆者が、日常使いや旅行用カメラとして気楽に愛用しているデジタルカメラが富士フイルムのミラーレス一眼「X-T1」だ。このX-T1は初心者にとっては、運搬性能と機動性能の極めて低い「ライカM Type240」のかなりの部分を見事に穴埋めしてくれている。
そんなXマウント用の比較的廉価な「Xマウントフィルターレンズ」(XM-FL)を発売と同時に衝動買いした。
グリップが邪魔に感じるほどコンパクトな
「Xマウントフィルターレンズ」
レンズは富士フイルムのXマウント仕様。焦点距離は24mm(35mm換算で37mm相当)で絞りはF8.0だ。絞りやピント調整リングはなく、撮影距離は1m~。パンフォーカスタイプのレンズが付属する。
フィルターレンズの長さ(厚み)は実測で21mmほど。筆者がX-T1に常時愛用している35mmF1.4レンズの3分の1ほどの長さであり、極めて携帯性能に優れている。
筆者はレンズの物理的長さが60mmを超える大型のレンズのために、X-T1にはオプションのハンドグリップ(MHG-XT)を取り付け、片手でのホールディング性能を上げているが、フィルターレンズではそれがあまりにも大げさに映り、アンバランスな感覚だ。追加したハンドグリップを取り外したところ、なかなかのグッドバランスとなった。
次ページへ続く、「薄いボディーに3種類のフィルターを内蔵!」
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