ユニアデックスは3月9日、シングルサインオン(SSO)製品「PingFederate(ピン・フェデレート)」の販売を開始した。数百種類のクラウドアプリケーションを、社内システムの認証基盤と連携させてSSO環境を作ることができる。
PingFederateは、米ピン・アイデンティティ(Ping Identity)が開発するSSO製品。「Active Directory」などで構築された社内の認証基盤と連携し、SAML2.0やOAuth、WS-Federationなど業界標準のプロトコルを介して、パスワードを外部に送信することなくクラウドアプリケーションへのログオンを可能にする。企業内のユーザーは、すでに利用しているアカウント情報でクラウドアプリケーションにSSOできるようになり、安全性と利便性が高まる。
連携できる認証基盤はActive DirectoryやLDAPだけでなく、「Google Apps」や各種SNS(ソーシャルID)の認証を使ったSSOもできる。また、対応するクラウドアプリケーションは、「Office365」を始め「Salesforce」「WebEx」「Box」など「世界中の300社以上のSaaSとの連携実績がある」としている。
また、開発用キットも用意されており、既存の社内Webアプリケーションを改修して簡単に対応できるとしている。
ライセンスはユーザ数/同時接続数ベースのサブスクリプションライセンスとなっており、料金は要問い合わせ。ユニアデックスはで、「PingFederate」関連のハードウェア/ソフトウェアを含むサービスで、今後3年間で8億円の売上を見込んでいる。