富士通は3月9日、いすゞ自動車と、いすゞが展開する商用車の安全・快適・環境の分野における将来技術の共同研究を行うことに合意したと発表した。
エネルギーシフトへの対応、運行安全性の向上、ドライバー負荷低減に関しての共同研究を通じて、両社の強みを生かした商用車に適するシステムを開発。将来の車に採用していくことを想定している。
近年、CO2の排出量削減による環境対策や、より安全な運行を可能とする支援対策のニーズが高まっているなかで、両社は、富士通の持つ最先端のICT(情報通信技術)と、いすゞの持つ商用車に関する知見・経験を活用/融合。安全かつ環境に優しい、次世代の自動車システムの開発を目指して行くという。
なお、両社の協業は以前より行なっており、1990年には両社の合弁会社「株式会社トランストロン」を設立し、各種の電子制御コントローラやテレマティクス車載機などを開発している。