インターネットイニシアティブ(IIJ)は3月2日、ビッグデータ活用に適したクラウドストレージサービス「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」の正式提供開始を発表した。データの収集から蓄積、解析のための環境を、ワンストップサービスとして提供する。
IIJ GIOストレージ&アナリシスサービスは、Amazon S3互換のREST APIを持つ、堅牢性の高い(99.999999999%)クラウドストレージを提供するサービス。IIJでは、2014年11月から試験サービスとして同サービスを提供してきた(関連記事)。
今回、ストレージに蓄積されたデータを「Hadoop/Hive」を用いて検索、不要データ削除などの加工を行い、集計/平均/マッチングなどの解析処理が行える「解析オプション」が新たに追加された。さらに、外部BIツールなどとの連携のために、WebインタフェースやAPI、JDBCドライバなどの環境も用意されている。
利用料金(税抜)は、1TBあたり7000円のクラウドストレージ利用料金のほか、データ転送料金、解析オプション利用料金で構成される。いずれも初期費用がかからないため、手軽にビッグデータ活用の取り組みを始めることができる。
課金対象 | 料金体系 | 提供単位 | 初期費用 | 月額費用 |
---|---|---|---|---|
ストレージ使用量 | 従量制 | 1TB | 0円 | 7000円 |
クラウドストレージからの ダウンロードデータ転送量 |
従量制 | 1GBまで | 0円 | 0円 |
1GB超~1TB | 1万円 | |||
以降1TBごと | 1万円 | |||
解析オプション | - | 1インスタンス | 0円 | 1万円 |
※クラウドストレージへのアップロードには転送量はかからない。
※解析オプションの1インスタンスのスペックは、CPU1コア相当、メモリ4GB、計算用ストレージ400GB。