MacでメニューバーやDockを操作したいとき、マウスやトラックパッドでカーソルを動かすことが多い。しかしメニューバーは画面の一番上にあるし、Dockは初期設定の場合、画面下部に位置する。そこでこんなときは、マウスでなくキーボードでDockやメニューバーを自由自在に操るテクを今回は紹介しよう。
Dockをキーボードで操作するには、「control」+「F3」キーを同時に押す。そうすると、Dockにあるアプリのアイコンが少し暗い状態で選択されるので、左右の矢印キーで起動したいアプリを選び、「return」キーを押下すればよい。
アプリを立ちあげず操作を終了したいなら、再度「control」+「F3」キーを押せばOKだ。キーボードショートカットを忘れやすいなら、「Dockさん(F3)」とゴロ合わせで覚えると便利だ。
さらにショートカットキーなら、マウスの右クリック操作も簡単だ。Dockでアプリを選択後、上下の矢印キーでポップアップメニューを表示し、そのままメニューを選ぶこともできる。
メニューバーの操作もDockの操作とあまり変わらない。「control」+「F2」キーを押すと、メニューバーのアップルマークが青く選択されるので、Dockと同じく矢印キーでメニュー間を移動できる。
もしこれらのキーボードショートカットが機能しなければ、「システム環境設定」の「キーボード」にある「F1、F2などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」にチェックを入れる。もしくはそれぞれのショートカットキーに「fn」キーを加え、同時に押下してもよい。
これらのキーボードショートカットは、Macを使ううえで必ずしも必要というわけではない。「マウスやトラックパッドで十分なのに、わざわざ覚えたくない」と感じる人もいるだろう。しかし慣れてしまえば作業効率が向上するし、マウスやトラックパッドが故障したときには、一時的にキーボードで代用もできる。知っておけば、Macユーザーとしてのレベルが1つ上がる便利なTipsだ。