「システム環境設定」にはOS Xの各種設定が集約されている。Macを買った直後だけでなく、日常的にも意外と開く機会は多いが、そんなときに毎回、アップルメニューやDockからソフトを呼び出して、さらに各設定のアイコンをクリックする……というのはいささか面倒だ。よく使う設定はショートカットキーで開ければスマートだろう。
アップル純正キーボードの最上段にはファンクションキーがあり、F1はディスプレイの明度を下げる、F10はサウンドをミュートにするなど、使用頻度の高い設定を簡単に変更できるようになっている。これらのファンクションキーと「option」キーを同時に押せば、システム環境設定のディスプレイパネル、Mission Controlパネル、キーボードパネル、サウンドパネルを一発で起動できるので便利だ。具体的には以下のような感じだ。
- 「option」キー + F1 または F2:システム環境設定の「ディスプレイ」パネルを起動
- 「option」キー + F3 または F4:システム環境設定の「Mission Control」パネルを起動
- 「option」キー + F5 または F6:システム環境設定の「キーボード」パネルを起動
- 「option」キー + F10 または F11 または F12:システム環境設定の「サウンド」パネルを起動
なお、ファンクションキーを標準のファンクションキーとして割り当てているMacでは、これらのショートカットが使えない場合がある。そんなときはキーボードパネルの設定を確認してみよう。「F1、F2などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」にチェックが入っていれば、上記ショートカットキーに加えて「fn」キーを同時に押せばいい。
この「標準のファンクションキー」設定にしていれば、F7でカタカナ、F8で半角カナ、F9で全角英数、F10で半角英数にそれぞれ変換できる。ファンクションキーで変換候補を確定する操作に慣れた人ならぜひ活用したい。
今回のショートカットキーは、ファンクションキーに描かれているデザインと、呼び出される環境設定パネルが一致している。これまで紹介してきたTipsよりも断然覚えやすいので、最近、Macを使い始めたという方もぜひ使ってみよう。