このページの本文へ

担当者が内容物を確認し、非信書であることを確かめた上で発送

メール便に代わる「クロネコDM便」どんなサービス?

2015年02月24日 16時15分更新

文● 貝塚/ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

クロネコDM便の概要

 1月22日に「クロネコメール便」を廃止することを発表したヤマト運輸が、4月1日より新サービスとして開始する「クロネコDM便」の概要を発表した。

 クロネコメール便を廃止した経緯についてクロネコヤマトでは以下のように説明しており、今回のクロネコDM便は、3辺の合計で60cm、厚さ2cm、重さ1kgまでの「非信書」に限定したサービスとして開始。担当者が内容物を確認し、非信書であることを確かめた上で発送する形式。

クロネコメール便、廃止の経緯

  • 「信書」の定義が分かりにくいにも関わらず、信書をメール便で送ると、荷物を預かった運送事業者だけでなく、送ったユーザーも罰せられることが法律に定められている
  • ユーザーではなく受け付けた運送事業者のみが罪に問われる基準にすべきであると訴えてきたが、主張は受け入れられず、依然ユーザーのリスクを防げない
  • 法違反の認識がないユーザーが容疑者になるリスクを放置することは、企業姿勢と社会的責任に反するもの
  • クロネコメール便のサービスを廃止を決断

プレスリリースより抜粋

 廃止されるメール便と同じく、送料の上限は164円(実際の料金は、利用者との交渉で決定)。3月末でメール便サービスを廃止するのに伴う措置で、個人向けサービスの料金は別途決める。現時点で、利用は契約を結んだ法人や団体、個人事業主に限られ、一般顧客は利用できないとしている。また、コンビニエンスストアでは取り扱わない。

 なお、すでにヤマト運輸とメール便の契約を結んでいる業者は、移行期間を設けた上で、DM便も同一料金で利用できるようにするという。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン