キータッチは結構快適で入力しやすい
Universal Mobile Keyboardのキー数は68キーで、テンキーは存在しない。キーボード上部にはロックボタンやボリュームボタン、再生・停止ボタン、検索ボタンなどを備えている。キーボード左下側にある家のアイコンのキーを押下すると、Windowsの場合はスタートメニュー、Android/iOSはホーム画面を表示する。キーピッチは約17mm(実測)で、やや狭く感じるものの、この辺りは慣れの問題だろう。このほか「Enter」キーが小さめなど気になる点はあるが、実際にキー入力してみると結構快適だ。
訂正とお詫び:キーピッチについて、当初誤った数値を記載していましたが、正しくは約17mm(実測)です。お詫びして訂正いたします。
注意点は、「F1」「F2」などのファンクションキーがない点だ。日本語入力システムの利用時などにファンクションキーを多用する方は、悩みどころとなるだろう。また「Esc」キーが、Android上では「Back」キーとして割り当てられているため、Vim使いの方はこの点も気を付けたい。「Fn」キーと同時押しすることで、「Esc」キーとして機能させることになる。
ちなみに日本マイクロソフトによると、日本では日本語キー配列版のみ扱うとのこと。個人的には非常に残念なので、USキー配列版を日本でも発売してほしい。
Bluetoothのマルチペアリングについては、WindowsやMac OS Xはもちろん、iOS 6以降、Android 4以降搭載のデバイスに対応している。またデバイス側が、Bluetooth HID(Human Interface Device)をサポートしている必要がある。ペアリングしたい場合は、キーボード右側面にあるボタンを3秒間押し続けると、キーボード右上のLEDが点滅し設定可能な状態になるので、あとは画面に表示されるメッセージに従い設定を行えばいい。前述したように最大3台まで同時接続可能で、ペアリングしたデバイス(OS)はキーボード右上部にあるスイッチで切り替え可能だ。
Universal Mobile Keyboardは、充電式バッテリーを内蔵し、動作持続時間は最大約6ヵ月となっている(約10分間の充電で約8時間動作)。フル充電にかかる時間は約90分だが、いったん充電してしまえばほぼ気にする必要がなくなる。バッテリー残量が少なくなると、キーボード右上部のLEDが赤く点滅するとのことなので、充電し忘れることもないだろう。
Universal Mobile Keyboardは、キー入力のしやすさに加えて、軽量化やマルチペアリング、バッテリー内蔵などのおかげで、一段と扱いやすいモバイルキーボードとなっている。デキのいいキーボードを探しているなら、ぜひチェックしてほしい製品なのだ。