オンキヨーは2月4日、iOS向けアプリ「Onkyo HF Player」初のメジャーアップデートバージョンとなる「Onkyo HF Player Ver.2.0」、およびAndroid向けの「Onkyo HF Player Ver.1.0」をリリースした。
ポタフェス 2014で予告された通り、PCMファイルをリアルタイムでDSDに変換して再生する機能をサポート。スマートフォンでこの機能をサポートするのは世界初という。DSD変換時にはサンプリング周波数のほか、「高精度」と「通常」の2種類を選択可能。高精度ではΔΣ変調の計算量を上げることでS/N比をあげることが可能だ。
このほか、iOS端末向けのOnkyo HF Player Ver.2.0はAirDropによるMacからのファイル転送をサポート(iOS 8以降搭載のiOS端末およびMac OS X Yosemiteを搭載しBluetooth 4.0に対応したMacが必要)したほか、DSD 11.2MHzのDoP出力などに対応。
Android端末向けのOnkyo HF Player Ver.1.0はAndroid初の正式版アプリとなり、USB端子からのハイレゾ出力、リアルタイムDSD変換再生機能、アップサンプリング機能などを実装した。ハイレゾ音源を出力できるAndroid端末は今のところ限られているが、Onkyo HF Player Ver.1.0は「Onkyo USB Audio HF Driver」としてドライバーをアプリ内に盛り込んだのが最大の特徴。対応DACと組み合わせることで、これまでハイレゾ音源の出力ができなかったAndroid端末でもハイレゾ音源が出力可能になる(動作要件などは、Google Playを参照してほしい)。
iOS端末では「HFプレーヤーパック」をアプリ内から購入、Android端末では「アンロックアプリ」をGoogle Playから購入することで新機能を利用可能になる。価格はいずれも1000円。