Skype Translatorの日本語対応は2015年内の見込み
部屋中を仮想現実にするゲームが登場!? マイクロソフトが開発中の「RoomAlive」とは
2015年01月29日 23時45分更新
日本マイクロソフトは1月29日、毎年恒例の新技術発表会「2015 Technology Update」を開催した。
室内で楽しめるARゲームなど、開発中の技術を紹介
発表会には日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員CTO(最高技術責任者)の加治佐俊一氏が登壇。
加治佐氏は冒頭、「Microsoftは今年4月で設立40周年。2012年に前CEOのスティーヴ・バルマーが発表した方針『Devices and Services』は、昨年CEOに就任したサティア・ナデラの指揮のもと、『Mobile first,Cloud first』のスローガンと共に強く推し進められている。現在提供中のWindows 10 テクニカルプレビューのフィードバックはすでに80万件を超えており、引き続き多くのユーザーの方々にインストールしていただきたい」とコメントした。
同氏は、Microsoft製品に関する技術開発を行う研究機関「マイクロソフトリサーチ」が開発中の技術について紹介した。手の指の動きをなめらかに検知する「Handpose」、プロジェクターと連携して室内に映像を投影、ARゲームなどを楽しめる「RoomAlive」は、Xbox Oneの操作デバイス「Kinect」関連の研究実例だ。
Kinectとタッチパネルを活用したテレビ会議用の技術「ViiBoard」は、実際に会場でデモが実施された。センサーでリアルタイムに検知した相手の姿を画面上に映しつつ、画面に表示されている画像に二人で書き込みできるなど、まるで近距離で会議を実施しているような体験ができる技術のようだ。
すでに英語版プレビューがリリースされているアプリケーション「Sway」は、文章や写真、動画やOfficeドキュメントを選択すれば、自動でレイアウトして1個のコンテンツに落とし込んでくれる。デザイナーの思考をアルゴリズム化しており、デザインやコーディングのスキルがなくてもハイレベルなコンテンツを作成可能だという。ディスプレーサイズやPC/スマートフォンなど、様々な画面サイズを判断し、最適に表示するという。
また、同時通訳・翻訳機能を持つ「Skype Translator」の日本語対応が2015年内に予定されていることも明らかとなった。
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