アズジェントは1月28日、新しいマルウェア対策考え方に基づくイスラエル製のファイル無害化ソリューションの取り扱いを発表。2月1日より販売する。
イスラエルのVOTIRO(ボティーロ)が開発した「Secure Data Sanitization(SDS)」は、従来のアンチウィルス/アンチマルウェアのようにファイルの中に潜む実行ファイルを検出するのではなく、すべてのファイルにマルウェアが潜んでいると仮定してファイルをサニタイズ(無害化)する。
多くのマルウェアがテキストや画像、スクリプトやプログラムといったファイルの中にあるメタデータ部分(データ自体やプログラム実行には関係ない部分)を削除、または意味のない情報で埋めてしまう。既知のマルウェアだけでなく未知のマルウェアも防ぐことができる。対応ファイルはMS OfficeやPDF、JPEGなど画像ファイル、メールファイルやZIP形式など。
まず、外部からのメールに添付されたファイルを自動的にサニタイズするソリューションとしてMicrosoft Exchangeと連携した「Secure Data Sanitization for E-mail」(500ユーザー版、574万5600円より)、ファイルサーバーでのファイルサニタイズをサービスとして提供する「Secure Data Sanitization Automatic Engine」(1コア版343万80円より)を発売する。また、以後はWeb Proxyシステムとの連携により構内からのWebアクセスに対するサニタイズソリューションなども展開する予定。